まだ、終わりじゃない。 | あ、どぅも私です。

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表現者、鈴木詔子の徒然日記で御座います(^-^)

ブログを見に来てくださりありがとう御座います、鈴木詔子です🙇✨
(友人が撮ってくれたお写真・・・ちょっとは良い女っぽく見える?(笑))

このニ週間ほど心が本当に痛くてツラくて、今年は週一回くらいは更新が出来るようにしようなんて言ってたブログも書けませんでした・・・意志薄弱、脆弱な自分・・・ダメだなぁ。

拡がっていくコロナウイルスに自粛要請、先の見えない日々に、補償も保証もあまり無く・・・。

一人きりでいる時間が今は本当にちょっと恐いくらいで、世界にフィルターが掛かったようにぼんやりとして、心が止まったような・・・生きているけれど死んでいるような感覚に落ちていきます。

誰も悪くないんです、自分には出来ることが無いし、どうしたらいいかも分からない。

4月始めに出演予定だった舞台『哭いた紅鬼』も「無観客でのDVD収録による舞台映像作品」となることが決まりました。

生でお客様に観劇していただくことが出来ないと決まった時には本当に悲しくて悔しくて、己の無力さに心が追い付いていけなくて。
けれどどこかでふっと力が抜けた自分がいたことも確かで・・・不安定だった脚場が整備された感覚とでもいいましょうか・・・。
演りたい、観せたい、届けたいっていう気持ちと、実際に来場するお客様のことや世情を考えて、本当に公演していいのだろうかという理性との葛藤の日々に、決着がつけられたというか。

苦渋・・・でも、皆の安心や安全や起こり得る最悪と最善を必死に連日考えに考えて、主宰側が出したこの結論は英断です、間違ってないです。
それに完全な0になってしまったのではなくて、形は違ってもこの物語を紡ぐことはまだ出来る、彼らの生命を残すことは出来る・・・そのことが、今の私の支えであります。
DVDは編集されて販売をするとのことですから、皆様、是非ともお手に取って、この『哭いた紅鬼』という物語を、世界を、生命を見届けていただけたらと思います。

皆が、そんなこともあったねって、笑って過ごせる日が来ますように。
芝居は世界を救えない、けれど、誰かを救うことは出来る・・・私は、そう信じているんです。