江南市は木曽川の扇状地の中腹にあたり、北部は特に水利が悪く水田は皆無な地域です。一方、養蚕が盛に行われましたが、今では無くなり遺存の桑の木が散在しています。松やこならなどの雑木林も多く残され子供のころはクワ・カブが採れ、林床には春蘭が花を咲かせるような地域でした。昭和40年代には大規模な公団住宅が造られるなど名古屋市のベットタウンとして開発が進みましたが、産業の誘致には至らず、華やかな繁華街とは無縁な地域です。

 すいとぴあ江南は、そんな地域の北端にあたり、さらに静寂に包まれる地域に位置します。公共交通は、最寄りの名古屋鉄道江南駅から名鉄バスが1時間に1本、土日祝日は2時間に1本が結んでいます。そのため自家用車の普及は進んでおり、大型の商品も取引が期待できます。

 すいとぴあ江南内にはレストランが営業しており食事に困ることがありませんが、そこから出ると飲食に困ります。また、コンビニも徒歩圏内には無く、最も近いセブンイレブンまで約5分程度車を走らせる必要があります。一方、車で10分以内にはメガ・ドンキホーテ(午前8時開店24時閉店)があり食品他入手できます。15分走ればイオンモールやアピタの大型店舗があり、中小スーパーも何軒かあるので、食料品他物資の調達には不便ないでしょう。

 名古屋の名物、喫茶店のモーニングも徒歩圏では楽しめません。こちらは車で5分ほどで数軒喫茶店があるので「小倉トースト」などお楽しみいただけると思います。川魚料理が盛んで「うなぎ」はおすすめです。犬山市や岐阜市では、鵜飼によるアユ漁を観光でき味わうこともできます。お時間に余裕がありましたら体験してみてください。ナイトライフは手薄です。江南駅前に何軒か居酒屋風のお店があります。その途中にも何軒もあるので、足を延ばしてみてください。くれぐれも飲酒運転などなさいませんようお願いします。なお、すいとぴあ江南と江南駅間タクシーで3000円ほどです。最終のバスが20時18分にありますので、それを利用すればリーズナブルです。歌にもなった柳瀬は岐阜県ですが試されるのもよいかもしれません。岐阜駅周辺ですと朝から客引きがいますのでイベント開場前に一汗流すこともできるでしょう。