佳境を迎えていますが進みません。

鉢について

 腰水の多湿栽培ですので、常に用土は濡れています。白くて光を透過するプラ鉢では中に藻が生えて気持ち悪いです。生育に影響があるようには見えないのですが。その部分根が少ない気はします。負の向陽性があるので根がないだけかもしれませんが。色物使えばほぼ透過なくせますが、安くてプラが薄い鉢は大なり小なり生える気がします。また、プラは耐候性でも劣り早くて2年、よくて5年でボロボロになります。数が多いので安物使いますが植え替えの度に鉢捨てるのも大変です。結局、朱泥鉢になります。素焼鉢は冬に割れることがあるのであまり使いません。ただ、衝撃には朱泥鉢の方が弱いようで、コツッと当たっただけでひびが入ることも多いです。重いのが欠点かもしれませんが背が高いサラセニアは倒れない、という面で長所と考えています。プラ鉢は時代とともに技術が上がり、ドンドン薄くなり、耐候性も下がっている気がします。早く植え替えろということでしょうが、気に入った鉢を探して植えるのもいいかと思います。

用土

 ミズゴケがいいような気がしますが、ほぼ使いません。まず、高価。その金額に見合う生育をしません。また、雑草が多い。種入っているみたい。最近加熱して使ってます。今の用土は鹿沼土使っています。単用でなく3割くらいピート混ぜます。鹿沼土に限らず火山性の用土は微塵が入るのでなるべく無いもの使っています。買うときに棚にある一番上の袋を選ぶと押しつぶさされておらず状態がいいようです。で、回転が速い店舗を選ぶのもいいかも。長く積まれていると自重で崩れるのか微塵の割合が高くなる気がします。在庫処分品などお値打ちですが、粉、捨てると変わらない程度、ということもあります。鹿沼土細粒在庫処分品というのは特に微塵が多かったです。もともと振った最後の商品だと思いますが、粉だらけでした。これで植えると水やるくらいでは微塵が流れず、次植え替える時に粘土の塊のように残っていたりします。根が入る場所でもないですが、排水性の低下とかあるかもしれません。別に細粒が優れている点はないので最近は使っていません。なお、細粒、洗って微粉抜くことできないので手の打ちようありません。最近はホームセンターで購入しています。粒径揃えるとかした鹿沼土は何処でも値段いっしょですが、お値打ち品は大型量販店に分が上がります。といいつつ、5年前より6〜7割値段が上がっています。インフレ率2%、などとっくに超えています。安い鹿沼土は冬凍って崩れると言われますし、実際崩れます。ただ、私の感覚では生育に悪影響を及ぼすほどではないと感じています。用土の中心まで凍ることはありませんし、ピートなど水の通り道はあるためかと思います。

 最後の凍って崩れるという点では、日向土が向いています。長期間、植え替えしないつもりで日向土単用で植えたものがありますが生育は普通にしましたし、用土の劣化は感じませんでした。価格が鹿沼土の2倍ということもあり使うに躊躇しますが、種類、個体によって使い分けようかと思います。高価格の解決策として有機物を入れようかと考えています。ベラボンが大量にあるので3割程度混ぜてやろうかと。腐りにくいので日向土との相性もいい気がします。ネペンのようになってきた。ヤシのチップは失敗した経験があるのでちょっと慎重に。

鉢底は常に水に浸っているので違う用土使います。鹿沼土の大粒使っていますが特に問題は感じません。ただ、根が入りません。鉢底に根が入る必要があるのか、わかりませんが、鹿沼土では入りません。少し前ませ、ビーナスライトという黒曜石を発泡させた石を買っていましたがこれは根が入ります。日向土も入ります。今年はこのあたりを使っています。プラ鉢は底穴が大きくて、ビーナスライトが流れてしまいます。日向土の大粒で穴を塞いでその隙間を埋めるようにビーナスライト入れています。ビーナスライトが定番カットされたので、代替えを使わなければなりませんが、別に日向土の中粒でもいいかと思います。在庫の有無で対応します。もみ殻なども使えます。安いですがこれだけのために在庫持ちたくない、また、生の有機物は使いたくないので試してみましたが、やめました。