地球環境の日 | ネパール悲喜こもごも

地球環境の日

6月5日は「地球環境の日」
この日は世界各地で環境に関するイベントが行われるのであるが、ネパールにおいても各種イベントが行われ、大きくマスコミが取り上げた。
政治家・閣僚が参加してナショナルスタジアムで大々的に行われたイベントでは、マオイストのプラチャンダ代表までもが、ネパールの環境保護を訴えていたのには驚きであったが、まあリップサービスだけかも知れぬ。
地球温暖化は多くのネパール人にとっては対岸の火事であるが、ヒマラヤの氷河決壊など他人事ですまされない出来事が現実になりつつある。
それに警鐘を鳴らす人も、ここへきて増えてきた感がある。
一か月ほど前に、地球温暖化に関する2日間のセミナーも行われた。
その時の内容については、いずれ書いてみたい。

さて、エデンプロジェクトでは、6月6日に地域の人たちに声をかけ、これまでの活動写真の展示と、ビデオショーを行った。

Envi.day

ビデオショーでは、エデンプロジェクトがスタートした2年前当時の活動と現在とを比較したり、沖縄でちょくちょく撮影していたごみ処理の様子や清掃活動を見せ、日本の環境への取り組みを紹介した。
この企画、以前から構想にあったのであるが、ビデオ編集などの時間がなかなかなく、ここへきてやっと簡単なものを作ることができた。
集まった人たちの関心も高く、とても熱心に見てくれたし、いろんなポジティブな感想も述べてくれた。
身の回りの環境への意識を高める効果はあったと思う。

Envi.day

ところで、エデンプロジェクトの初期のころと現在と比較してどう変わったか。
残念なことに、必ずしもよい変化ばかりでないことを言わなければならない。
特に最近の活動で気になるのは、分別がきちんとできない家庭が増えてきたことである。
最初のころ動機づけのために行っていた「プレゼント制度=分別が上手にできた10家庭に毎月プレゼントをあげる制度」を止めたからなのか、怠惰なせいなのか、いろいろ理由はあるかもしれない
しかし3種類分別は、この活動のもっとも基本になる部分なので、ここは改めて分別回収率のアップに努めていきたい。

そんなこともあって、今回のイベントでは私もかなりきつく、集まった人たちに奮起を促すようなメッセージを送った。
ちょっと言い過ぎたかな、と自分でも反省するくらい。
でも、普段温厚な(?)私がかなりシリアスに語ったことで、みんなもびっくりしていた様子である。
効果はあった模様。

いずれにしても、ややもするとマンネリ化しやすいこのような活動は、メリハリが大切であることを思わされる。
私自身もときどきマンネリ化していることに、はっと気付かされ、反省させられる。
神さまに一日一日を委ね、知恵をいただきながら、これからも前進していきたい。