こんにちは。



自然エネルギー推進協会の穴田です。



今、ニュースや報道でも盛んに原子力発電の問題が取り上げられています。



しかし、海外で報じられるほど、日本のテレビでは原子力発電所の事故について


あまり触れられていません。特にNHKを除く民放各社はその傾向が鮮明で、


一時期関東圏でも、漂っていた閉塞感や、不安感が薄らぎ


人々は日常生活に戻りつつあるのを感じます。


原発関連のニュースに対する反応も、最初の水素爆発の時には


大騒ぎしていましたが、4月に入り長期化するにつれ、


少しづつ情報慣れしているのが現状ではないでしょうか。



現在日本の特に民放で流されている情報は、


東電や原発推進派関連の利権者にとっての都合のよい部分であり、


一部にすぎないと私は見ています。



私たち国民は、今こそ表に出ている情報を鵜呑みにするのではなく、


色々な角度から、情報を収集し、自分自身で対策を立てていく必要が


あるのではないでしょうか。



エネルギーの自立もそうですが、私たち自身が自立して


判断しなければならない時代が来たということを痛感しております。




さて、情報収集や判断は人それぞれですので、


私個人は、色々と情報収集する中で、現在日本の電力の約3割を占める


原子力は、明るみに出ていないだけでも国をも滅ぼしかねない危険性を


感じております。


その一例がたとえば下記の事故です。



もんじゅの落下事故



今後、間違いなく特に日本では自然エネルギーへの本格的な


代替検討がされていくと思います。



ただし、現状はまだ原発の電力を補うだけの規模、技術革新が


進んでいないのも事実で、こればかりは政府主導で支援策を出して


行くことが必要不可欠だと思います。


再生可能エネルギーの促進について




特に太陽光発電にとっては、日本で爆発的に電力を生み出す為には、


以下の爆発的な普及が必要です。


①現在普及率3%の住宅用太陽光発電の更なる普及加速。

   (H22年度 18万件弱の設置申込)


②これまで普及が遅れている、産業用・公共用のこれまた爆発的普及


③ドイツの売電畑のような、遊休地・空き地・農地等の商業用設置の

  普及促進


以上3点が、必須と思われます。



上記と合わせて、太陽光発電は、電力としては非常に不安定な電源です。


天候に左右される不安定電源故に、爆発的な普及の為には、


電力の安定化が不可欠であり、その為の蓄電池の商用化、


低価格化も同時に必要になります。



これらを実現しても、まだまだ発電の効率という観点からは、


火力等に比べると依然として悪いのが実情ですので、


高効率化の技術革新が絶対に必要。



課題は山積みですが、


自然エネルギーの活用と普及が、21世紀の人類の最大のテーマと


言っても過言ではありません。



私たちも、その普及を全力で進めてまいります。