教師になろうと決めたとき
「噛み付いていく生き方ではなく、寄り添って行く生き方があってそれは温かいんだよ」
自分の存在を消してしまいたい、誰か殺してくれと思っていたが、消滅できない自分がいて、社会に噛み付いて生きていた。
交通事故に遭い死にかけていたとき、北星余市高校で担任だった安達先生から、はじめて人の温かさに触れた。安達先生の温かさに触れて、はじめて「生きたい」と思った。
自分が子どもたちに何か教えることができるほどの人間でないことはわかっていたが、それでも、
「裏切られても裏切られても、他人を信じることが大切だとは伝えてあげられる。噛み付いていく生き方ではなく、寄り添っていく生き方があって、それは温かいんだよ」と伝えたい。
それしか考えていなかった。そして、安達先生が歩んできた道を、今度は自分が歩いていきたい。そう思って母校で教師になろうと決心した。