昨日、ふと思い立ち、駅前のショッピングセンターへ1人行ってみた。
買いたいものは暑くなって来たから半袖のブラウス…無印良品でマスクを並べていれるケース…なんかを頭に浮かべてレジに並んでいたら、大きな目をしたキラキラした女の子が私を見つめている。
誰だろう。
でもどこかで見かけたことがある。
あっっ、Nちゃん?
ハイ!
Nちゃんはまるの年子の弟の同級生。いま中1。
すっかりティーンネイジャーらしくおしゃれもして、何より笑顔と受け答えが素敵だった。
お友だちと来たの?
はい、友だちと!
すごい…大人っぽくなって!わからなかったよ。
えへへ、と照れくさそうな笑顔がますますまぶしい。
その後、またね、と別れたけれど私はまたも沈んでしまった。
まるがあの子のように輝く日はくるのかな。おしゃれをして、友だちと街へ行き、買い物を楽しむ。そんな友だちができるかわからないし、なにより街を目的もなくぶらぶらすることに不安しか覚えないんじゃないかな。
ショッピングセンターの中の騒音に気がとられるし、刺激の強いものを見つけるとじーっと見入って動かないことだってある。
いつも買い物に行っても、最初は自分の買い物に集中し、終わると家に帰りたがる。
いつ帰るの?次はどこにいくの?帰りたい。帰りたい。
そう言って私をイライラさせる。私だって買い物したいんだよ。。。
街で母娘で買い物を楽しんでる親子をみると、羨ましいような、妬ましいような気持ちになる。
私にはあんな幸せはやってこない。そうわかってるから。
…Nちゃんのような子が欲しかった…
そんなこと思ったって仕方ないのに、それでもやっぱり健常児が欲しかったの。
雨が私の涙も、馬鹿な考えも、流し去ってくれたらいいのにな。