俺は…また5人で一緒にテッペン目指したい
思いを伝えてみたところで、2年という月日が1人1人を変えてしまったようで…
風磨「俺、舞台あるしなぁ」
マリ「僕ぅ、まだ留学期間あるから、ドイツにもどらなきゃならないよ」
聡「僕は引退した身だし…」
シェアハウスに居たときは、全員のベクトルは同じ所を向いていたけど、今は…
それぞれが違う方向に向いてしまっていた。
ふと気づくと、勝利は黙ったままだった…
「勝利…お前はどうなの?」
勝利「俺は…聡含め、また5人でファンの子の前で、眩しいライト浴びて歌いたい‼️
今までは、漠然とした目標、例えば売上1位になりたいとか、冠番組持ちたいとか、いつかドームに行きたいとか…でもさ、今は…今は、もっともっと5人の絆を深めたい。そして1つになれたとき、きっと良い曲が出来ると思うんだ」
俯いていた全員が顔をあげた
普段あまり意見を言わない勝利が、自分の気持ちを素直に話したから。
そこへ
玄関のインターホンが鳴った
訪ねてきたのは、かつてのマネージャーだった。
-続く-
※このお話はフィクションです