あた
勝利side
場の悪さを察したマリウスが
「あのさ、ラフ会しよっ?
こんな時はみんなで集まって話したほうが絶対にいい。」
ラフ会…?
「そう、ラフ会。ラフに話す会だよ。
普段言えないこと、思っていること
何でもいいから話し合うの。
今の僕たちには必要かなって」
マリウスがスマホを取り出すと、年上組に連絡をとり、明日、風磨君のマンションに集合する事が決まった。
今夜は聡の家に泊めてもらうことに。
翌日
最寄りの駅に三人で降り立つ。
ロータリーで待っていると、一台のオープンカーが入ってきた。
マリ「ねぇ、あれって風磨君じゃない?
わぁ…サングラスかけてるー
ヤバい人みたいだよね…」
今まで沈黙だった俺たちは、風磨君のスゴさとマリウスの放った一言に、とたんに笑いが込み上げた。
あれっ、こんなに笑ったの何年ぶりだろ?
デビュー以来?
ちびーず3人で後部座席に乗り込み、途中健人君のマンションで健人君を拾い
車は、風磨君のマンションへと静かに走り出した。
-続く-
※このお話はフィクションです。