前回からの続きです。
そして迎えた当日。
駅で待ち合わせして、
「おまたせ。」
「うん。いこっか。」
カフェへと向かう。
「・・・」
その足取りはおもく、
ふたりの間に会話は無い。
会うまでのあいだ
毎日やりとりしていたLINEはまったくなかった。
LINEはなくてもよかった。
べつに毎日のLINEは必要ではなかった。
でも相手が望むならと
LINEはしていた。
この期間
(マッチングアプリをやっていることをバレてから)
まったくLINEをしていなかったが、
べつにさみしかったとか
あいたいな
という気持ちは一切湧いてこなかった。
かくして
ワイは今日別れ話をしにきた。
じぶんに正直にいたい。
相手に時間をつくってもらって。。。
そして。
カフェに到着して、
メニューを頼む・・・
コーヒーが届くまで
ふたりの会話はまだない。
なかなか目を合わせてくれない彼女。
体感時間にして、
10分は経過したのではないだろうか。。。
沈黙がこれほどまで苦痛だったとは。。。
やっとこさ念願のコーヒーが来た。
暗い感じにはしたくない。
「本当にごめんなさい。」