学年を締めくくるコンサートが学校で行われており、学生内から選ばれた演奏家がソロやコンチェルトを行う。そこに作曲科のコンサートもあり、バーゼル市のアンサンブルによって演奏された。
自分も弦楽五重奏+パーカッション+ビデオの曲を作曲し演奏されたが、最後ぎりぎりまで色々な不安要素があった。
自分の勘違いで三回あるリハのうち、中一回に参加する事ができなかった。初回のリハには顔を出していたので、彼らだけでも十分リハはできたのだが、三回目のリハで変更点等を随分追加した。
コンサート前のG.Pでも演奏者が譜面を間違えたり、タイミングを4小節ずらしたりと散々だったので、結構不安だった。
だが、やはりさすがプロと言うべきか、本番の演奏は今迄のリハのものとは比べ物にならないほどの出来であった。音の繊細さや、クレッシェンド、デクレッシェンドの精度はさることながら、全体的なダイナミクスが何割も増した。そして何より、決定的なミスがなかった。

唯一の不満は、バーゼルの大ホールにプロジェクターや大型スクリーンが用意されておらず、質の低いプロジェクタと小さいスクリーンで映像を映すハメになってしまったこと。
もし国立音楽大学のような設備でやったら、もっともっと違う印象をお客さんに与える事ができただろう。

いずれにせよ、個人的には満足いく出来映えで、他の作曲家の曲とは、良くも悪くも違った雰囲気が認められ、お客さんの反応もよかったと思う。