熱い人であれ。好きなことだけやっても、メシは喰えない。でも、好きなことをやらなかったら、人生は味気ない。

 

車を運転することは楽しいですよね?都会の渋滞の中や仕事に追われながらの運転は決して楽しくないと思いますが、そうした特定の状況を除けば、多くの人がドライブを楽しむという感覚を持っています。それと車の魅力のひとつに“スピード”があります。初めて車を運転したとき、アクセルを踏んでみると自分の思った以上のスピードが出ることによって多くの人がこれまでにない体験に恐怖を感じ驚かれた記憶は、どなたにもありますよね。

多くの人がドライブを“楽し む感覚”と“速度欲”を持っている

また、移動することから得られる解放感とともに、経験を積み重ねていくと車と自分が人馬一体になったような気持ちになり思いどおりに車を操る楽しさを味わえるのが、車の大きな魅力です。

私たちの内部には本能として“速く走りたい”という欲求があり、単に移動のための手段として車を利用するだけではなく、速く走ることへの喜びも求めているように思えます。人の心の中には“速度欲”というようなものがあるのは確かです。公道は多くの人の生活空間であり「スピードを出してみたい。」という速度欲を満足させることは不可能ですが、サーキット走行なら合法的に満足させることができます。

免許を持っていて自家用車を持っている人なら、サーキット走行会やジムカーナ場などで開催されているドライビングスクールを受講すれば、十分本格的なスポーツ走行が味わえる時代です。それでも物足りないと感じるならモータースポーツに挑戦するのもいいかもしれません。

モータースポーツと聞けば、F1やWRC(世界ラリー選手権)、スーパーGTを思い出し、「モータースポーツ=観戦するもの」と考える人が大半でしょう。しかし、モータースポーツは誰でも行えるスポーツなのです。

今、モータースポーツは誰でも行えるスポーツ

モータースポーツをはじめるとなると、とてもハードルが高いような気もしますが、基本的に他のスポーツと同じで、その気になれば意外と簡単に始められます。以前に比べモータースポーツに必要なAライセンスを取得するのも多少の時間とお金があれば、そんなに難しいことでもありません。Aライセンスを取得するにはJAF公認サーキットで開催されているフリー走行を走り、JAF公認サーキットから走行記録証明書を発行してもらい全国の主要サーキットなどで開催されている“Aライセンス講習会”に運転免許証、JAF会員証、走行記録証明書を提出し受講すれば、競技の経験がない方でもAライセンスを取得することができます。ただ、モータースポーツを始めるには、ある程度の参戦費用と時間の制約があり、そこを乗り越えるモチベーションが大事で「自分は絶対にレースに参戦したい!」という高い志が必要になってきます。

自分は絶対にレースに参戦したい!という高い志が必要!

「モータースポーツ=レースを始めたい」となるとハコ車やフォーミュラ、カートなど、いくつかの競技によってカテゴリーが分かれています。ハコ車の入門レースといっても大きなレースのサポートレースとして大観衆の前で走ることができるホンダN-ONE、マツダ・ロードスタートヨタ86/BRZ、などのナンバー付きレースや、スキルアップを考えレースに勝つことを目的とするSuper FJなどのフォーミュラレースもあります。また、よりたくさん練習をして、多くの実戦を積みたいのならカートレースという選択肢もあります。

ただし、モータースポーツを本格的にやろうと思えばコストもそれなりにかかるので、まずは心の準備も必要です。それに自分に合ったクラスを選択するのが良いと思います。では、ここから各カテゴリーの特徴をいくつか紹介していきたいと思います。

 

普段、運転している車で実力を試したいならナンバー付きのハコ車レース

ホンダN-ONE、マツダ・ロードスター、トヨタ86まで、好きなクルマによるワンメイクレースというのも魅力的です。好きなクルマでレースに参戦することを楽しみたいというのなら、ナンバー付きのハコ車レースなどが面白く、やり甲斐があるかもしれません。結論としては目的と予算、年齢などによってモータースポーツの入口は変ってくるので、よく考えてからチャレンジしましょう。

 

ホンダN-ONE:公道走行が可能なナンバー付き車両による軽自動車のレースがあります。ミニサーキットを中心に低コストで楽しめる軽自動車レースが人気でしたが、レース参戦が可能なナンバー付き仕様の「N-ONE」を使い国際レーシングコースを走れるクラスです。ナンバー付きということもあり、普段の足として利用できるメリットもあります。車両もホンダカーズの店舗でレース仕様のパーツを組み込んでもらい乗り馴れた愛車でレースに参戦できるので、難しい知識は必要とせず、JAF-Aライセンスさえお持ちであれば、何方でも参戦できるクラスです。

低コストで楽しめる軽自動車レース「N-ONE」

 

マツダ・ロードスター:公道走行が可能なナンバー付き車両のレースで2002年から開催されているのが「マツダ・ロードスター」を使ったワンメイクレース。アマチュアドライバーを対象とした「ロードスター・パーティーレース」は、全国のサーキットで開催されています。全国で3つのシリーズ戦が組まれているのが特徴で、普段の通勤の足として使いながら、自走でサーキットに向かい練習することが可能で、シリーズ戦のレースに参戦できます。車両がワンメイクなのでレース結果を左右する改造が許されていないことや、指定タイヤもブリジストンタイヤであることから、腕1本で勝負できる分かりやすさも人気です。「マツダ・ロードスター」は参加者が多く、レース初心者の入口の役割をしっかり果たしているだけでなく、ドライバーたちのスキルアップにも貢献しています。20年に渡って日本のモータースポーツを下支えしている重要なレースでもあり、自分の走りに自信がある人や、レースの再スタートを考えている人に最適なクラスです。

マツダ・ロードスターはドライバーたちのスキルアップにも貢献

 

トヨタ86/BRZ:ナンバー付き市販車レースの最高峰と位置づけられるのが「トヨタ86」「スバルBRZ」を使用した「GR 86/BRZ Race」です。今年で10年目を迎えた同レースは参加台数が多く、プロドライバーも参戦するプロフェショナルクラスもあるため、非常にレベルが高くビギナーがいきなり参戦というのは難しいクラスです。「86/BRZレース」は全国のサーキットを転戦しプロドライバーも多く参戦するシリーズ戦になっており、まさにナンバー付きレースの最高峰に位置します。また、タイヤメーカー間の競争も激しく、他の参加型レースとはちょっと雰囲気が異なります。しかし、セミプロ級のドライバーたちと互角に渡り合えるようになれば、ドライバーとして周囲から高く評価されるクラスでもあります。

86/BRZレースは国内の有名プロドライバーも多数参戦!

 

フォーミュラレースの魅力

フォーミュラカーといえば、すぐに思い浮かぶのはF1ですよね。F1は長年レースの最高峰として位置付けられてきました。では、何故フォーミュラによるレースがそれほど評価されるのか、その魅力とは何でしょう。

ハコ車は本来公道を走るために作られた車を競技用に改造してレースするのに対し、フォーミュラは最初からレースをするという前提で設計され作られた車です。基本的にフォーミュラは車を速く走らせるための機能を優先させているため、軽くできており、加速、旋回、減速の全てに有効で、それを操る人間の能力が問われるカテゴリーです。つまり人間の持っている感性が最もストレートに表せるカテゴリーがフォーミュラレースなのです。

車輛のレギュレーションもフォーミュラ(規定)という名称通り、なるべく車の差が出ないように規定されていて、入門クラスのSuper FJは、ドライバーのためのレースになるように運営されています。

Super FJは、ドライバーのためのレース

Super FJ: 1980年にナショナル・フォーミュラとしてスタートしたFJ1600の後継カテゴリーとして、2007年よりスタートしたのがSuper FJです。本格的フォーミュラレースの入門カテゴリーであり、F4、SFL(F3)、SFへと続く日本のフォーミュラ・ピラミッドの底辺に位置します。

入門用として、あるいは上級フォーミュラへのステップとしての登竜門であり、フォーミュラレースに生き甲斐を求めるベテランドライバーも参戦されているクラスです。車両は1500ccのエンシンを搭載し、シャシーはチューブラースペースフレームに鉄板の外皮を加えた強固な構造で、側面防護体も加えて安全性に優れており、万一の破損時にも安価に修復が出来る構造になっています。初歩の空力を学べるようにウイングが装着されていると共に、雨天時の安定性確保にも大きく役立っています。

レースは、全国各地のサーキットでJAF地方選手権レースとして開催されており、年末には「S-FJ日本一決定戦」が開催され、全国からドライバーが集結して日本一の座をかけて争います。Super FJは、本格的なフォーミュラレースとしてコストパフォーマンスに優れ、多くの参加者に支持されている入門カテゴリーであり、上級カテゴリーへのステップアップの可能性を秘めたカテゴリーでもあります。

Super FJは、本格的なフォーミュラレースの入門カテゴリー

 

カートに秘められた魅力

速い車を造ろうとしたとき、ハイパワーなエンジンを載せるとか、エアロパーツのダウンフォースを使いグリップを上げるなど、様々な要素を付け足していくのが、車を速くしていく定番です。それに対してカートという競技車両は、走るために必要なもの以外を削ぎ落しシンプルに造られています。パイプフレーム、エンジン、シート、燃料タンク、タイヤ、ステアリング、アクセル、ブレーキ、マフラーなどの主要パーツで構成されており、より速く走るための機能を重視した合理的なもので、構造は機能優先であり無駄な贅肉は一切なく、いわば「引き算」で生まれた競技用マシンがカートです。ステアリング、アクセル、ブレーキだけを操作し、軽くて小さく、低重心に加え、あらゆる操作に対してタイムラグなくダイレクトに反応するため、ドライバーの意のままに動かせることが可能な競技用マシンです。それ故、4輪競技マシンの中で最高のコーナリングマシンとなり、誰もが簡単な操作でエキサイティングなスピードを味わえるというのが“カート”の魅力なのです。


カートは4輪競技マシンの中で最高のコーナリングマシーン

 

カートレースこそ「真のレース」

競技用マシンとして生み出されたカートは、レースになると一段と輝きが増します。軽量でタイヤのグリップが高く、俊敏でよく止まるカートは、オーバーテイクがやりやすく、レース中、一周の間に2度、3度と順位が変わるためポジションチェンジが激しく、とてもエキサイティングであり、自分で走ってバトルしても、ギャラリーとして観戦しても“熱く燃える”レースなのです。

モータースポーツには様々なレースがありますが、レースの中で一番純粋に楽しめるのはカートのスプリントレースだと思います。何故なら、あらゆるモータースポーツの中で、一番イコールコンディションに近く純粋だからです。

1995年のオートスポーツ誌(№770)の中で「君は他のマシンをパスし、真のレースをすることを愛しているようだが?」の問いに対しミハエル・シューマッハはこのようなことを語っています。「F1マシンがもっとイコールコンディションになるといいと思っている。そうすれば、よりオーバーテイクするチャンスも増えるからだ。僕はエキサイティングに戦うことが好きだ。だからカートが好きなんだ。カートならそれができる。」と答えており、1993年、F1最終戦、オーストラリアのアデレードGPで「最後の質問を…レースで対決して最も満足感を得られたドライバーは誰ですか?」のプレスの問いに対し、アイルトン・セナが答えた内容は以下の通り「ずっと過去に遡らないといけない。1978年と1979年…そして1980年のカート時代だ。初めてヨーロッパに渡った。ブラジルの外で戦うために、チームメイトはフラートン。経験豊かなドライバーでね、彼と走るのは楽しかった。速くて堅実な走りをする完成されたドライバーだった。純粋にレースを楽しめた。そこに政治など存在しない。金の絡まない真のレースだった。それが今でもいい思い出として残っている。」と二人の偉大なチャンピオンが語っており、もし、あなたが“真のレース”を経験したいのなら、カートレースがベストな選択だといえます。

M.シューマッハ:エキサイティングに戦うことができるカートこそ「真のレース」

A.セナ:カートは純粋にレースを楽しむことができる「真のレース」

 

はっきりと目標を決める

これからカートを始めたい人に一つだけアドバイスをしておきたいと思います。それは、まず目標をはっきり決めてからカートに取り組んで欲しいということです。

その目標とは、レースで優勝を狙い、ゆくゆくは全日本に参戦しトップカーターを目指していこうとするか、それともカートを楽しみ仲間とのカートライフをエンジョイしていきたいか、ということです。カートを始めた人は、早いうちに、このどちらかを選択すべきだと思います。中途半端なチャレンジは、結局どっちつかずで、決していい結果をもたらしてはくれないものだからです。カートにもレーシングカートとレンタルカートと2種類あり、どちらのカートから始めるのか、目標をはっきり決めて取り掛かることが、自分のためのカートライフを獲得する上で大切だということです。

 

レーシングカート:レーシングカートを始める時、カート屋さんの扉を叩くところから始まります。その後、カート屋さんからカートとそれに関する道具を一式買い揃え、トランスポーターを購入した後、カート場で練習しメンテナンスを覚えながらJAF or SLカートライセンスを取得します。そこから年間150万前後の費用が掛かる入門用SLレースに参戦することで、あなたのモータースポーツが始まります。

レーシングカートは、もともとそれ自体が競技用マシンであるわけです。レースに出場して勝つこと、それが第一目標。それだけに、レース場でのチームワークといった人間関係も重要なカギになってきます。カートの構造や操作は単純でありながら、難問は数限りなくあるものです。ハコ車やフォーミュラのレース同様、マシンから人間関係の構築、参戦費用にいたるまで、さまざまな問題を克服し、巧みに処理しなければならないのがレーシングカートレースなのです。

カートの構造や操作は単純でありながら難問は数限りなくある

 

レンタルカート:カートを楽しみ、仲間とのカートライフをエンジョイしていきたいのであれば“レンタルカート”がお勧めです。何処のレンタルカートコースでも簡単な講習を受けチケットを購入さえすれば、何方でも合法的にモータースポーツの体験ができます。

整備されたカートに乗り、決められたコースを上手くマシンを操って走り、速度欲が満たしてくれるのがレンタルカートです。その他にもグループパックやコース貸切りなどのエンジョイプランもあり、休日に会社の同僚や友人達を従えてレースを楽しんだ後、賑やかな食事会など…といったカートライフをエンジョイできる魅力もあります。

手軽に速度欲が満たしてくれるのがレンタルカート

 

また、施設によっては4輪競技に近い取り組みを“サービスの一環”として提供しているコースも“稀”にあります。ただ、あなたの取組み方次第によっては「レンタルカートこそ、モータースポーツに至る最高の近道」になるかもしれません?レンタルカートといえども、ドライバーとして頭角を現すために必要なことを何でも教えてくれます。レンタルカートコースで主催されているレースに参加することによって、ドライバーとしての基本的な能力や効果的なトレーニングを手軽に積めるからです。

例えば、集団の混戦の中、自分のポジションを作り、いかに上手く抜け出し集中力を保って最後までミスなく走りきるか。レース中、競争相手に抜かれても動揺せず各ラップのタイムを落とさないように走りきることができるか。決勝ヒートの最後まで駒を進められるか。等々、競争のなかに身を置くことでドライバーとしての資質も自然と磨かれモータースポーツをしっかり学ぶことができます。これが後々、ドライバーとしての武器になるわけです。ただし、「カートを楽しみ、仲間とのカートライフをエンジョイしたい。」という遊び心でレンタルカートを楽しむのであれば、ただの“エンジョイ”で終わり、ドライバーとしての成長は望めません。あくまで、ひた向きに接していればの話です。ひた向きに接することができれば、レンタルカートでもレースを経験する上で“最高の教師”になるのです。

レンタルカートでもレースを経験する上で“最高の教師”になる

 

さて、レースに対する“情熱”があってもハコ車やフォーミュラカー、レーシングカートで参戦するほど、金銭的にも余裕もなくレースをあきらめている方もいるでしょう。ただ、無理のない範囲で、質の高い経験を積むことができ、他の4輪競技並みのレースを味わってみたいと思っている方も少なからずいるはずです。そこで、カート走行やレース等を含めて、あまり負担が掛からず、ある程度の無理のない金額で速さを追求することができ、内容も濃く、質の高い経験が積めるカートコースを紹介したいと思います。

 

レンタルカート専用のスペシャルコース

レンタルカートで本格的なスプリントレースを経験できるコースは僅かしかないのですが、今回みなさんにご紹介したいのは、千葉県船橋市と八千代市の境、国道16号線沿いにある“ネオ・スピードパーク”というレンタルカート専用コースです。

都心からほど近い“ネオ・スピードパーク”は、持ち込みカート不可のレンタルカート専用コー。斜面を生かした強烈な高低差と独特な高速レイアウトで構成されており、コースの特徴に合わせてセットアップされたレンタルカートを走らせれば、高速かつ高低差のあるテクニカルコースならではの「危険への接近」が味わえる数少ないレンタル専用のコースです。

走行料金やコース主催レースの参戦費用を含めて、参加者にあまり負担が掛からないよう安価に設定されており、ある程度の収入とやる気さえあれば、性別を問わず何方でも速さを追求することができます。スプリントや耐久などのレースイベントもエキスパート、フレッシュマンに分かれて月1~2回のペースで年間シリーズ戦が開催されており、レースごとにメンテナンスも丁寧におこなわれているため、マシンの個体差も少なく、つねに安定した走りを提供しているカートコースです。

ネオ・スピードパークは高速かつ高低差のあるテクニカルコース

ネオ・スピードパーク”で主催されているレースでは、競技長はもちろんのこと、専門のMCまでいる本格的なもの!レースで使用されるカートのマシン、エンジン、タイヤの個体差をできる限りイコールに合わせレースを開催しているため、遅かった時の言い訳は通用しないシビアなレースです⁉また、同一条件ということもあり、力量差をすぐに判断できることにもなります。

レースの“争い”という点では、ドラーバー、チーム、資金面などの総合力で争う4輪競技と違い、参加するドライバー達が互いに競い合えるレースを提供しているため、他の4輪競技とは違う、また別の厳しさが“ネオ・スピードパーク”のレースにはあります。

各レース毎に、競技長の厳正な審査もおこなわれている。

各レース毎の動画ライブ配信や専門のMCまで用意されている本格的なもの!

 

しかし、ある意味このようなレースを好機と捉えれば、ライバル達の走りを間近に観察することができ、自らのレベルアップにつなげられるチャンスでもあるのです。

モータースポーツは「速くなりたいのなら、すべて自分でやれ!」という世界です。ドライビングに対して自分自身で学習しなければドライビングの上達はあり得ません。人より速くなりたいのなら沢山走り込み、新しい知識に対しても貪欲な心を持ち合わせていなければ、ドライビングの向上もありません。ただ、競技経験を積むほど幾多の困難に直面することがありますが“いつでも、オープンで自由な発想をためらわないこと”が不可欠なのです。

もし、4輪競技でこの様な経験を積むとなると莫大な費用がかかり大変ですが、“ネオ・スピードパーク”なら少ないコストで無理なく経験を積むことができるお薦めのカートコースです。

ドライビングは“いつでも、オープンで自由な発想をためらわないこと”が不可欠

 

努力と結果をつなぐもの。

4輪競技を始めると世の中には、エラくドライビングセンスのいい人がいることを痛感し、強い劣等感にさいなまれることもあるでしょう。自分は4輪競技に適していないのかな?と思うこともあるのではないでしょうか。ただ、なにをしたって死にもの狂いで頑張らなければ人並み以上になれない人が大半です。大切なことは、努力した結果、得られる心のなにものかであるはずです。すなわち、セナ、シューマッハ、ハミルトンのように生まれつき優れているというのは、凡人には期待できないものであり、手の届かぬ高嶺の花にすぎません。しかし、人は努力によって成された偉業や成果には特に感銘を受け、尊敬の念を抱きます。

人は“これをしよう”と心に決めたことを、とことん“やる”ことで進歩するものです。“やる”ということは十年、二十年“やる”ということで、一年、二年で自分には向いていない、なんてあまったれたことをいってはいけません。初めから、たいした才能がないことを充分認識した上で、コケの一念で初志を貫く考えが大事であり、結果的には上手くいく可能性もあるのです。

4輪レースを年間に何戦もこなしていくには、人間関係の構築や莫大な費用を捻出する工面など、巧みな処理が求められます。“自分には無理”と考えるのであれば、安価で手軽にモータースポーツを経験できる“ネオ・スピードパーク”のレンタルカートが最善の方法だと思います。

今、デフレ経済の下では何をするにも厳しい時代です。デフレが進み過ぎ利益の取れない構造になってしまった経済状況の中で生計を立てていくのですら大変な時代です。無理のないコストで本格的なモータースポーツを経験できる“ネオ・スピードパーク”は、今の時代に合っているかもしれません。今は誰でもモータースポーツを手軽に経験できる恵まれた時代になったことを十分認識したうえで、末長く取組んで頂ければ有難いです。

誰でもモータースポーツを手軽に経験できる恵まれた時代

 

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バーレーンで開催された ROTAX MAX 世界大会。その世界大会に日本代表で出場された小島風太選手が「ネオスピードパーク」のコース攻略方法を解説している動画です。ご興味ある方は、是非!視聴してくださいね(^^)v