船瀬俊介
ホットジャーナル
2024年 366号(3月4日)

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■年々下がる数字を
 なんとかしようという
 気が見えない
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まずはこちらをご覧ください。
多分やけど、今の国会議員の能力って、一般サラリーマンの能力を大きく下回ってるやろう、そうとしか思えん。
まず年々下がる数字をなんとかしようという気が見えない。

サラリーマンは、毎週金曜日の進捗会で詰められるから必死で仕事進めてるんやぞ、という底辺の声なんです。
つまりこのツイートで言いたかったのは、これだけいろんな数字が下がってる中、政治家ってよく普通の顔してられるなって思いません。

例えば少子化がとんでもない勢いで進んでて、アメリカの企業家のイーロンマスクが、

「出生率が死亡率を上回るような変化がない限り日本はいずれ消滅するだろう」

とまで言ってるんですよ。

なんか日本の政治家よりイーロンマスクの方が危機感持ってる時点でおかしいと思うんですが、まとにかく数字が下がりまくってると。
で、GDPでもドイツに抜かれて世界4位になることが確定しました。
来年にはインドにも抜かれて、すぐに世界5位になるとの見込みです。
で、これについてね国会議員全員反省文と今後のリカバリープラン出してますかね?
いや出してないんですよ。
こんなん年収300万の底辺サラリーマンでもやってますよ。いや、ていうかやらされますよ。
どんだけぬるい会社やねんって思うんですけど、まそんな会社あったらすぐ潰れますよね。
とんでもなく業績悪いのに、リカバリープランすら社員に出させない、そんな会社すぐ潰れますよね。
ま、だから日本は今潰れかけてるんですけど王将の店長のやる気を見習ってくださいよ。

「私たちは今でも毎日が戦いの連続です。
前年売上との戦い、他店との戦い、顧客を満足させるたの戦い、そして俺の怠惰との戦い、この生きるか死ぬかの戦いには、負けるわけにはいかんのや!」

いやこれ冗談じゃなくてね、サラリーマンだけじゃなくて国民は毎日が戦いの連続なんですよ。
もなんかこの日本で政治家だけが戦ってないですよね。数字に現れてますよね。いや一生懸命やってこれだったら、もうやめないといけないですわ、能力ないからその仕事に着くべきではないんですよ。
ていうか中国に抜かれて3位になった2010年から、あんたら何してたんですかって言いたいですけどね。
ま何してたってそれは、年収3000万もらって、うまい飯食って、いいマション住んで、毎日パパ活してましたとかね、そういう数字がもう出てるから、あなたたちが仕事してないことだけは分かってるんです。
けどもう今更ね、あなたたちに仕事してくれとは言わないですから本当に心の底からやめていただきたいです。

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■世界の企業ランキング
 日本のトップ、トヨタ39位
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ということで、ま途中から怒りすぎて数字を言いそびれたんですが、世界の企業ランキングも30年前はトップ10を日本が占めてたんですが、今は日本のトップ、トヨタでも39位です。
トップ10にはランキング1社もしてません。そして実質的な年収が、この20年で84万円ダウン。いやー84万円ですよ。8万円でも困りますよ。
だって普通は、年収なんて健全な成長してたら上がらないといけない数字なんですから。マイナス1円でもプラマイ0円でもとんでもない話なんです。
それがマイナス84万円って、それは子ども減りますよね、だって収入減ったら子ども育てられないじゃないですか。
というように、もうありとあらゆる数字が下がりまくってるんです。

じゃあ政治家たちが何をしてきたのか、あるいは今何をしようとしてるのかを話しますと、まず増税ですよね、いやびっくりしません?これ、まず増税なんです。
いや収入84万円下がった生活がやばい、ちょっと子どもの学費払われへん、食事もなんかちょっとさせてあげられへん日があると子供食堂とか言ってる時に、増税なんですよ笑いますよね。
もうじゃあ殺してくださいよ、もうじわじわ殺すんやったら殺してくれよと思うんですけど。
もう殺すっていうのは殺人じゃないですよ、日本の自殺者の自殺理由の2位が、経的理由つまりお金がないから死んでるんです。
収入マイナス84万円っっていうことは、誰かを自殺に追い込む行為そのものなんで、慎重にしないといけないんですが、この国はもう増税しまくって、財務省が公式に発表してる国民負担率ですら46.8まで来てるんですよ。
つまり給料20万円分稼いだら実質その約半分の10万円が手取りだっていうことなんですよ。
だからサラリーマンだったら総支給20万円で、まあ色々引かれて15万円が手取りだとしますよね、すると残りの5万円は消費税とか分かりませんけど、ガソリン税とかそんなんで取られてるっていうことなんですよ。
まだから、昔、5貢5民で農民が一揆起こしたっていう話ありますけど、一揆起こるレベルで取られてるのが今当たり前になってるという恐ろしい状態です。

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■悪名高い派遣労働の改正
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で、他にも政治家がやったのは、これも悪名高い派遣労働の改正ですよね。
ま、高い技術者だけ派遣社員認めてもいいよ、ということになってたんですが、それ以外でも派遣社員使っていいよっていう法律にしてしまったと。
で特に小泉政権時代やった改悪のインパクトが強くて、まあ正社員なら月給30万、プラスボーナスもらえてた仕事を非正規の派遣社員に月給18万円、ボーナスなしとかでやらせるようになったんです。
でそれでどうなったかと言うと、ま企業としては30万円払ってたのが18万円とかで済むようになったわけですから12万円が浮きますよ。
するとその12万円のうち6万円は企業のの利益で、残りの6万円は株主の利益になったという結論なんです。
つまり庶民の給料が下がって、金持ちに利益がいったっていうだけの話なんですよ。
企業が儲かれば従業員の給料も上がるんだっていうのは幻想で、企業の内部留保が問題になるぐらい溜まって、経営人の役員報酬と株主の配当金だけが上がってますから、やっぱり労働者の賃金は激減し、金持ちの資産を増やすというだけだったんですよね。
そしてもっと言うと株もね、まあ日本人の株主が儲かって、例えば近所で高い酒でも飲んでくれたらその店の売上が上がって日本国内でお金が回るからいいんですが、今や外国人株主の割合が激増していて日本の株の売買シェアって外国人投資家が70%占めてるんですよ。
例えば今日、1000億円分日本の株式市場で株の売買がありましたとすると、700億円分は外国人なんですよ。
ま外国人と言ってもほとんどゴールドマンサックスとか外資系の投資銀行ですけどね、ま儲かってるのは外国ということです。
だから今ね株価が最高かねとか言ってても実感ないよね、とか言われてますが、当たり前ですよね、外国人が儲けてるだけですもん。
だから派遣法の改正ってやっぱり、庶民の給料を減らして外国人含めた金持ちの収入増やすていうだけだったんですよね。
こんなことやる必要がなかったんですよ。
も大失敗でこれをね、まお金持ちたちをさらに儲けさせるためにっていう目的でわざとやったのか、いやまさかこうなるとは思ってなかったですすいません、もっとなんか庶民のためになると思ってこれやったんですけど、ていうことのどっちなのっていう話って結構重要だと思うんですけど。
こんなもんこうなることが分かってやったに決まってるんですよ。
だってそもそもこうなってしまうから高い技術を持った技術者だけが派遣社員として認められてたわけなんで、ま高い技術持ってたらね、やめられたら困るから給料もそんな下がらないし、別にそこ首になってもいろんなとこがその人のこと欲しいしるから、全然その人困んないわけですよ。
だからそういう人だけ派遣社員として認めようね、ということになってたのをわざわざ壊したわけですから、そりゃこうなるのわかってやったに決まってますよね。
だからダースベイダーが運営してるって言うんですよ。
邪なんですよね考えが、でもねまあスターウォーズ知らない方には申し訳ないんですけどダースベイダーって最初から悪いやつじゃなかったんですよ、ま最初はアナキンスカイウォーカーって言ってね、才能ある正義の人だったんですよ。
ですが野心が人1倍強いとか、いろんな煩悩があって、そこにつけ込まれてダースシリアスに操られてしまうんですよね。
誘惑を跳ねのけられなかったんですよ、なんかそういうところもね今の政治家ってほんまダースベイダーやなって思いますね。

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■様々な分野での規制緩和
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で話戻りますが、派遣法の解約とほぼ同時に行われたのが様々な分野での規制緩和ですよね。
ま規制緩和って何かって言うと自由に商売させろ、自由が1番だとか言って、例えばね、営業するのに免許が必要な分野を免許がなくても営業できるようにしたりして、ま例えばですよ例えばそうするとたくさんの企業がその分野に参入できるじゃないですか。
するとみんなで競争し合って、よりサービスが良くなるという気机の空論、それが規制緩和です。
で、これを押し進めてきた人はね、自由に商売できた方がいいに決まってるじゃないかとか、あなた自由を否定するんですか、とか言ってね、ま自由って言うと聞こえがいいんで騙されてしまうんです、が実は最悪で、トラックの運送業界を見れば分かりやすいんですけど。

トラック運送業界の規制緩和はこうして進んだということで、ちょっと読みますね。

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1990年に物流2法が施行されたことで、トラック業界の規制緩和が大幅に促進されました。
しかし当時は具体的な成果は見られないとしていました。
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そんな中、経済界(お金持ちたちです)は、

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経済を活性化させるためには、まず物流コストの削減が必要であり、
そのためにはトラック運送業者間の競争が必要である。
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として、より一層の規制緩和を求めたのです。
いろんな企業が参入できるようにしたのです。
その要求を受けた国土交通省は、「

「営業区域の拡大」
「最低車両台数規制の緩和」
「トラック運賃の届けで規制の緩和」

といった緩和策を打ち出しました。
これでいろんな企業が運送業界に参入できるようになったんですね。

続きます、緩和策のうち「最低車両台数規制の緩和」と「トラック運賃の届けで規制の緩和」は、より一層の新規参入を促しました。
このようにトラック運送業者の自由が増えたという事実は、企業努力と工夫を重ねる限りにおいてのみ事業拡大のチャンスに結びついたのですと・・

しかしこれは裏を返せば、事業失敗にも繋がりやすくなったということを意味しています。
ということで、まちょっと後半なんか抽象的に書かれてますので、分かりやすく具体的に言うと、例えばある地域で運送業者が10社あって、従業員は給料417万円でやってましたと。
実際ですが規制緩和すると参入しやすくなるので、そこに新たに10社が新規参入してきたら競争が発生しますよね。
もちろん元々いた10社も競争しやってるんですよ、その競争がさらに過酷になりますよね。
すると当然物なんか誰が運んでも同じなんで、安さで勝負するしかないんですよ。
ま今まで、1つ1000円で物運んでたとしたら、安く参入してきた業者たちが、いやうちは800円で運びますとか言い出すんですよ。
そこしか勝負するとこないから、すると今までやってきた10社は、じゃあこっちは750円でとかなるじゃないですか。
で最終的に、ま600円とかね、やっていけるかいけないかのギリギリの価格になりますよ。
すると当然従業員の給料は下がって、ライバル企業に勝つためにサービス残業とか始まりますよね。
これでトラック業界の年収は47万円だったのが、今350万円ですよ。
この競争誰が嬉しいですか?でこんなねきつくて給料安い仕事、誰もやりたくないって言ってみんなやめちゃって、物流業界の2024年問題が今まさに起こってるじゃないですか。
少子化だけでも人手不足とか言って、しんどいのに規制緩和できつくて給料安い業界にしちゃったから、超人手不足になってるんですよ。
ま昔は、大型ならね、年収業界平均で550万だったそうですから月給50万もらってる人も全然いたでしょう。
月給50万だったら絶対人来ますもん。
だからこの規制緩は、もう大失敗ですよね。
だから自由に商売すれば切磋琢磨して、いいサービスが提供できるとか、もう大嘘で、ただ労働者の給料が下がって価格競争に巻き込まれただけだったんですよね。
無駄に、まどれだけ国をね、奴隷化させれば気が済むんでしょうかと思うんですが・・

そんな中ね、今政治家が何してるかと言うと、裏金何千万も貰ってたのがバレて、その納税をするかどうか、各議員が判断すべきとか言って。
で、有名ミュージシャンのヒダイ氏も

「え、納税って個人の自由だったんですか」

とびっくりしている状態です。
ま、ということで腐り切ってるんですよ。
じゃあこれから先日本がどうなるかっていうことですが・・

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■「観光立国」JAPAN
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私、これ見てぞっとしたんですけど、なんと総理大臣は、今ね、

「観光立国を目指し、行動計画まとめる」

ということで、本気で日本を観光立国にしようとしているということです。
「技術立国」じゃないんですよ「観光立国」ですよ。
マジで言ってます。
観光立国っていうのは、国内の観光資源、それを整備して国内外からの観光客を誘致し、観光による経済効果をその国の経済基盤にすることを言います。
ていうことなんですけど、いや観光が経済基盤って、それ発展途上国じゃないですか。
いや、観光しか産業がないって発展途上国そのものですよね。
なんでそれをわざわざ目指すんですか?
今日本で万博もまともにできるかわかんないくらいの力しかないので、本当に発展途上国化してるんですが、わざわざだからって目指すんですかね。
もう政治家の考えてることは、私には理解できないですね。

特にこれに反対してる人もいないようですし、とにかくもう、本当とにかく普通のサラリーマンぐらいの能力の方が国会議員になってくれと。
もうそうじゃないと話にならないんですよね、まあそれぐらい絶望的な状況だということです。

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■と言うことで皆さん!
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ま、色々言いましたが、できることからでいいと思います。
マジで何かやっていきませんか?
私もできることから何か始めていきたいと思っております。
デモにでも行こうかな。