斎藤博士は、射殺された翌日、学会で新説を発表する予定だった。演題は『アルツハイマー病と狂牛病の異常プリオンが引き起こすクロイツフェルトヤコブ病(CJD)との関連について』だった。
「彼はすばらしい研究者でした。私たちの分野で誰かノーベル賞をとるとすれば、それは斎藤博士をおいて他にいませんでした」とレシンさん。「UCSDで私たちのチームは家族のようでした。仲がよくて、お互いプライベートのこともよく話していました。だから、こんなことが起こって、私たちは心底打ちのめされました」
斎藤綱男博士は京大理学部を卒業後、同大学院で分子生物学を研究し博士号を取得し、1985年UCSDに移った。
1993年アルツハイマー病患者の脳から特異的なタンパク質を発見し、このタンパク質が神経細胞の正常な代謝を阻害していることをつきとめた。これは現在ではタウ(tau)タンパクと言われるが、発見者の斎藤博士にちなんで別名Saitohin (STH)とも言われた。
事件当時46歳。アルツハイマー病の分野で世界をリードし、ノーベル賞の呼び声も高かった。

 

R.Cole博士 ナットウキナーゼを強く推奨‼︎ 発酵大豆を食べている北日本の人々は、心臓病で死ぬことが滅多にない。同僚の何人かは血栓に苦しんでいたが薬は効果がなく、ナットウキナーゼを摂ってみると血栓は1〜2日で消滅した。