「ブロロロ・・・」


「HEAVENS Legend」のロゴが入ったハマーがカラオケ店へと向かっていた



「・・・今更・・よ☆が来るのは不自然だ・・・」



カリギュラ☆はそう思っていた



代表も何かしら考えての事だろう・・・



「いつも掴みどころのない。お人だ・・・」



数分走ると、カラオケ店のビルが見えてきた



「キキッ・・」



車を降りて中に入ると、スタッフが真っ青な顔をしていた



『どうした?』



『あ・・あの・・お客様が・・』



『・・・』



店員は素人、よ☆のいきなりの登場に驚いたのであろう・・・



『何かされたのか?』



『いえ・・何も・・』



『そうか・・それならいいが、隠すんじゃないよ』



『はい・・・ドアをいきなり蹴ってきて入ってきたので・・恐くて』



『そうか、もう安心だ』



『はい』




カリギュラ☆はそう言い、事務所へ入った




「ガチャ・・」




カリギュラ☆は中に入ると90度のお辞儀をした




『お疲れ様です、遅くなり申し訳ございませんでした』



『おっ?久しぶりじゃねーか、カリギュラ☆だっけ?』



『はい、御無沙汰しております、よ☆さん』



『早速だけどよ、車を準備してくれ何かと荷物も多くて、そっちの事務所に運びたいんだよ』



『はい、この店の車をお使いして頂いて構いません』



「チャラ・・」




カリギュラ☆は鍵を渡した




『メルセデスね・・Legend は儲かっているんだな・・・』



よ☆はカリギュラ☆を舐めるように下から見上げた




『ジャニス代表の御蔭です』




「チャラ・・チャラ・・」



鍵を掌で遊ばせていた




『まぁ・・そう言う事だな・・・俺達は荷物を積んでから事務所に向かう、お前は先に戻っておけ』



『それでは、申し訳ありませんので、荷物の運搬は私の方でさせていただきます』




「カツカツ・・・」




カリギュラ☆の顔に近づいた




『先に、帰っておけ』



『・・はい、分かりました』




『クックック・・』




二人のやり取りを見てKIKUが笑っていた



カリギュラ☆は冷やかな目でKIKUを見た




『失礼します』




事務所を出た



カウンターのスタッフに声を掛けた




『空室の掃除をしてきなさい、それと、これは恐い思いをしたお詫びだよ』




スタッフに5万円差し出した・・




『お金は・・いらないです・・』



『臨時ボーナスだと思えばいい』



『は・・はい・・』



『それと、あの二人には構うな、直ぐに帰ると思うから』



『はい』



カリギュラ☆はニッコリ笑ってそう指示した



スタッフは指示通り、掃除に向かった





「ガチャ・・」




「一体何を運ぶつもりだ・・・」




「バン・・キュルル・・ドルン」





事務所に向かった




「ピッピ・・」




「プルルル・・」




『はい、Legend 本部』



『カリギュラ☆です』



『お疲れ様です。竜です』



『今から、本部の「よ☆」さんがお見えになる、武装解除願いを代表に伝えおいてくれ』



『・・分かりました・・』



「ピッ」



カリギュラ☆は敢えて事務所に電話を入れた



本部の役員だけではなく、Legend 全体で警戒しなくてはならない・・そんな直感にも似たものを感じていたからだった



「考え過ぎだといいが・・・」









「シャー・・」



事務所のブラインドの隙間からカリギュラ☆が移動するのを確認するとKIKUは屋上へ走った



「さて・・」



事務所を出た・・



「・・・」



店員が居ない事に気付いた・・



カウンターの所に「只今清掃中」と書かれたプレートが立てられていた



「守りか・・・気を利かせたのか・・・まぁ・・どっちでもいいか・・」



「バタン」



駐車場のベンツへ乗り込んだ



その後、KIKUが寝袋に詰め込んだ梨花を運んできた



「ガパン」




『重てえ女だな・・』




「ドサッ」




「バンッ」



「ガチャ」





『生きてたか?』



『はい、涎を垂らしてましたので、腹に蹴りを入れておきました』



『おいおい、殺すなよ(笑)まだまだ使うんだからな』



『すみません(笑)』




『行くか・・』



『はい』




「キュルルル・・・ブウン・・」



砂煙を上げながらよ☆達は「Legend 」へ向かった