『下村・・・オヤジが・・拉致られた可能性が高い・・・』



『オヤジ・・こちゃさんがか・・・この間来た 後に・・』



『そうや・・・』



『一体・・誰が・・?』



『検討は付いてる・・・』



『例の関東の連中・・か・・』



『それだけなら・・まだ  マシやねんけんどな・・・』



『マシ?』



『うちの残党が・・絡んでる可能性がある・・・・』



『ほんまでっか・・・』




『あぁ・・今回は 少し 厄介な橋を渡らな あかんかも知れん・・・』




『俺に・・出来る事があるのか・・・』




『あぁ・・・頼みがある・・・』



『何でも言ってくれ・・』




『まずは  梨花をかくまって欲しいんや・・・・』




梨花は強者☆の意外な言葉に 目を見開いた




『嫌や!!絶対に嫌や!』



『梨花・・・今回の件は  今までとは違う・・・こちらの状況は筒抜けになっている可能性がある・・・』



『一緒に行く  うちかて  チャカくらい 撃てる』



『・・・お前は・・・足手まといなんや・・・』



『足手まと・・・でも・・・強者☆ちゃ・・ん・・』





梨花は強者☆が死を覚悟して 挑む事を分かっていた  故に 絶対に死なせたくない・・そう思っていた。






『梨花はん  ここは 強者☆はんの言うとおりに・・・』




『そうや・・・まだ  何も始まっていない・・・もし・・・もしだ・・・関西の情報が漏れていると  お前を必ず 拉致に来る・・・』




『上等や!うちかて  関西守りたいねん!』




『梨花ぁ・・・分かってくれや・・・お前を死なせる訳にはいかんのや・・・・ワシが帰ってきた時  お前が迎えるんだ・・・』




梨花はどうしても 納得できなかった・・





『まぁまぁ  梨花はん  もしもの・・事ですがな・・・ねっ・・。』




『・・・』



『で・・まだ あるんですか?』




『・・・最悪・・・最悪の時・・・力を貸してくれ・・・』




『力・・・』










強者☆と下村は  NEOS 結成前  関西に来たての 強者☆と つるんでいた同志であった・・






当時 下村は 大阪でも札付きの男だった・・・





数年前・・・・



当時 関西は こちゃりんが仕切る 勢力で 強者☆は こちゃりんとまだ面識が無かった頃の話である・・




『おう 我・・・どう落とし前つけるんじゃ!!』



荒くれている 下村が居た・・・



下村は 一匹狼の様な男で  常に殺気だっていた



筋の通らない事は決して許さない・・・そんな男であった。




関西のチンピラが下村にケンカを売り  その場を強者☆がたまたま通った・・




強者☆は 荒くれている 下村とチンピラを眺めていた




容赦無い  暴力・・・



相手が動かなくなっても 壁に打ち付ける様な行動は 殺人行為と言っても過言ではなかった・・




『おらぁ 何とか言わんかい!!』






チンピラを壁に再度ぶつけ様として時 後ろから ひんやりした刃物が 下村の顔をくっつけられた・・





下村は 顔に付く刃物を見た・・・



「日本刀・・・・」




『兄さん  その辺にしとかんと・・・死んでまうで・・・その兄ちゃん・・・』




『おう 我・・・斬るんやったら  斬れや・・・後悔するぞ・・・』




下村は 噂でしか聞いていなかった  強者☆だ・・・そう感じていた・・・




強者☆は刃先を 下村の顔へ向けた・・・




『いくで・・・』




『・・・ちょっと・・・待て・・・』




『待たん・・・死ねや・・・』




下村は チンピラを放して 両手を挙げた・・・




強者☆はそのまま 刃先は向けたまま  話をした




『ワシとお前は・・・よう似てる・・・今のままで 何処まで走っても・・・所詮 ゴロツキや・・・少し 話が出来るか・・』



『その前に  刀  下ろせや・・』




強者☆は日本刀を 下村から 放した・・・





『甘いんじゃ!!きょーしゃー!!』




振り返り  殴りかかった




強者☆は懐から  拳銃を出して  下村の額に付けた・・・




『ええ 根性しとるやないか・・・・気に入った・・・』







これが・・・強者☆と下村の出会いであった・・・・