オワゾリールのマドリガル集とかハルモニアムンディ蒐集していた時期にずっとスルーし続けていたが、この機を得て購入の運びに。
亡き皆川達夫の朝のバロックで何度か耳にはしていたものの入手に至らず。
ルネサンス期の舞曲集そのままのドンチャンちんどん屋音響っぽい自殺早逝デイヴィッド・マンロウ<春は来たりぬ>はやっぱり期待を外してくれるのはいかにも残念。
ここにきてのジョン・ダウランドーリュートソロ92曲4CDは録音・演奏ともに入手に後悔はない。リュート伴奏歌曲は音楽YouTubeで試し聴きが出来るがこれもギリギリ購入失敗でなくて良かった。むしろ余計な思い入れをバッサリ切り詰めた優しく柔らかい響きが新鮮に聴こえる。
かつてダウランドのこの地味かつ滋味溢れる類型旋律の果てることなき反復は、度数の強いアルコールの洋酒でもたらされる強い酔いと共にこの上ないものがあることを痛感していた。大病の術後、もうこの陶酔とは無縁の身体になって10年が経過しようとしているが・・・・・・。
これらオワゾリールを選んでいる最中も新宿ディスクユニオン店内BGMで誰の演奏だかカロリー満点ギンギンギラギラ、マーラーの6番悲劇的が流れていたがー嗚呼、もうマーラー、ワーグナー、R.シュトラウス等のコーナー棚に眼ををやることすら無いことをつぶさに自覚。そういえばクーベリック、テンシュテット、インバルをはじめとした≪悲劇的≫や9番、10番の同曲異演など遥か遠い々昔、嬉々と次々揃え悦に入っていた頃もあったんだよな。
はてさて何をやっているのか、1年ほど前ここ新宿DUでアルヒーフ製作のグレゴリア聖歌、ラゴズニッヒのリュートソロ、中世舞曲集をはじめハルモニアムンディ古楽シリーズ共々結構な量、所有プッチーニ、ワーグナー楽劇の全てーマゼール音盤、カラヤン音盤、クライバー音盤、バーンスタインのマーラー等と共に過去の聴取歴の全消去を込め衝動的にその大半を手放した。
ここで敢えての枯れに枯れるオワゾリールの音盤、再び入手に至るなんてね。(笑)


