柔らかい筋肉はいい筋肉か


この場合柔らかい筋肉とは、上から押圧して、柔らかい、つまり弾力性に富んだ筋肉を指します。
これを、”横断的柔らかさ”といいます。
横断的柔らかさがある方が柔軟性があったり、運動に有利であるということはありません。
機能的な柔らかさを生み出すのは、縦断的柔らかさ つまり、筋肉が縦方向にどれだけ伸び縮みするか、
これが重要です。


スポーツの諸動作は、筋肉の伸縮を繰り返して行われます。
最大に収縮したときと、最大に弛緩したときの長さの差が大きければ大きいほど
関節の可動域(関節が動ける範囲)が大きくなり、運動をするうえで有利となります。

また発揮する力も大きくなると考えられます。

スポーツに求められる筋肉の柔らかさは、横方向より縦方向。
押圧して柔らかいからといってスポーツに有利というわけではありません。
肩こりや腰痛は、患部の筋肉が非常に硬くなってしまう状態です。
これは、血行が悪くなったり、痛みのために筋肉が萎縮してしまう結果起こる現象です。
上から押圧してもガチガチに硬い状態ですので確かにスポーツを行うには不利な状態です。