創業者ドン・メルチョーの偉大な業績を称える意味で、ワイナリー設立から1世紀後の1987年、「ドン・メルチョー」を名乗る最高級ワインの醸造を開始しました。
その目標は、世界の高級ワインに肩を並べるワインを、カベルネ・ソーヴィニヨン種のみでつくりだすことでした。
マイポ・ヴァレー地区で100年以上の歴史を持つ最高のぶどう畑「プエンテ・アルト」の中で最高のエリアを注意深く選定。
当時チリで「よいワインにはよいテロワール(気候・土壌・風土の融合)を」という意識を持つワイナリーがほとんどない中、テロワールにこだわった「ドン・メルチョー」がチリワインの歴史を変えます。
リリース後まもなく豪華客船クイーン・エリザベス2世号のワインリストに載せられ、90年代にはワイン・スペクテーター誌の世界年間ベスト100の12位(ヴィンテージ1993)に指名されるなど、瞬く間に南米最高峰の評価を獲得。
チリのカベルネ・ソーヴィニヨンの名声を築いた幻のワインです。
豊かな日照を受けるチリならではの黒に近い紫色のワイン。
熟したプラム、カシス、チョコレート、シガー、そしてかすかなヴァニラとミントの香り。
タンニンはまろやかで、凝縮した果実味の中にかすかな甘味をもたらします。
フレンチ・オークの新樽で12ヵ月間熟成、さらに12カ月間の瓶熟成を経て素晴らしい凝縮感と繊細さが共存したワインに仕上がっています。
長熟に耐えますが、溌剌とした飲み心地は若いうちから充分に魅力的です。
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チリのプレミアムワイン ドン・メルチョー 1995 コンチャ・イ・トロ |
