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テルモ・ロドリゲスが造るパゴ・ラ・ハラ2002(スペイン・トロ産・赤)750ml |
テルモ・ロドリゲスは、リオハにあるワイナリー”レメユリ”で、父とともにワイン造りをしてきましたが、意見の相違により、自分自身で行うワイン造りへと進みました。
この時彼が目をつけたのは、スペイン中で顧みられず放っておかれた古木。
それを買い取るのではなく、所有者に協力を求め、畑を借りて造ることでした。
この最大のメリットは、全国どこでも、これぞという畑を見い出した時に、すぐにワイン造りにかかれるということです。テルモは1990年代後半に入って次々とこの方法でワイン造りに着手しました。
このパゴ・ラ・ハラは、注目の産地トロで造られます。テルモは1994年以来ここに醸造所を借り、接木されていない非常に古いぶどう木(最高で100年)からワインを造っています。
強く官能的な香り、酸味は控えめでジャムやコーヒーのような風味、堂々とした逞しい、存在感のあるワインに仕上がっています。
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| 【やみつき】 スペイン専門 リオハ・ボルドン レゼルバ |
深い暗紫色に輝く、熟成されたフルボディータイプの赤ワイン。
バニラを感じる香りと長く尾を引く余韻がある。
戻り香は大変上品で、焼いた肉に良く合います。
数々のワインコンクール、品評会で多くのメダルを受賞した実績があり、まさに知る人ぞ知るリオハの銘品です。
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スーパー・スパニッシュ誕生! ペスケラ、クリアンサ |
アレハンドロ・フェルナンデスがリヴェラ・デル・デュエロに自分のワイナリーを開いたのが70年代。
この頃スペインのワインと言えばスティルワインはリオハ、スパークリングのカヴァ、そしてアンダルシアの酒精強化ワインのシェリーで、リベラ・デル・デュエロでは特に品質に拘泥しない日常酒が一般的でした。
唯一ベガ・シシリアのカベルネソーヴィニォンにテンプラニーニョを加えて造る「ウニコ」だけがワールドワインマーケットで産地の代表というよりスペインの高級ワインとして君臨していただけでした。
フェルナンデスが80年代後半から地元のテンプラニーニョだけを使ったワインを造り始めたワインがパワフルで複雑な表現力をもったワインとして、アメリカのワインライターに評価された。
これが「スーパー・スパニッシュ」第一号「ペスケラ」の誕生の瞬間です。

