リリリリリリリン…
いつものように携帯のアラームで起き支度をする
冷蔵庫からお茶を取り出し飲み
ドライヤーで寝癖を直し
テレビでニュースを見て
携帯で電車の時間調べ
電車に乗り
研究室に着いて
「おう、おはよう」
「おはようございます!」
自分の席に着き研究開始
カタカタカタカタ…
3時間ほどPCの画面とにらめっこしたところで昼休憩
まだ所属して間もないけど
昼休憩は必ず外のベンチで食べるっていうこだわりがあって
照りつける太陽
小鳥のさえずり
吹き抜ける風
生い茂る木々
「よっ」
「黒澤先生…!」
面倒見のいいおっちゃんで
よく世間話してくれる
「みんなと学食で食べないのか?」
「んーなんか一日ずっと屋内にいると気が狂いそうで…」
「なるほどなっ」
「先生は食べないんですか…?」
「…俺もだよっ こうして自然と触れ合わなきゃおかしくなりそうでな」
「よし、そろそろ戻るかっ」
「はい!」
また自分の席に戻り
誰とも話すことなく
ひたすら画面とにらめっこする…
やることを終え…
「お先に失礼しまーす」
「………」
「お疲れ様…でした」
駅に着いてまた電車に乗る
対面にいるあの人は普段笑うことってあるのかな…
その人だけじゃなく、
他の人も本読んだり音楽聴いたり…
なんか一人一人見えないシェルターがあるみたいな気がして…
「え!?まじで!?笑」
「ちょっと声大きいってばっ」
「あ、すいません…」
JKの会話が響きわたる車内…
もし黒澤先生がいなかったら
今日誰とも話さなかっただろうな…
そしてまた今日が終わるのであった。