私はこの本を読んで、久坂部さんの本にハマりだしている。
主人公(?)の雪野も素敵なキャラクターだが、友人でライバルでもある赤間が私は人間味が溢れていて好き。不器用ゆえにどんどん悪循環に陥っていき、結局は自ら屋上から飛び降りてしまったんだが。がん撲滅のプロジェクトに参加している大学病院の教授たちが、己のプライドの為に足の引っ張り合いをしているところが、まさしく虚栄であった。
登場人物たちの、決してきれいとは言えない複雑な心理描写が、非常に丁寧に描かれており、500ページという随分分厚い本だったが最後まで飽きずに読めた。