去年芥川賞を受賞した、テレビでも人気が出ている彼の本を読んでみたが、作者の年齢が若いというのもあり、主人公の高校生の生々しい心理状況がこちらにも伝わってくるような作品であった。私も、こんな時期があったなぁと過去を思い出してしまった。車の免許を取って間もないころ、8時間かけて遠くの街にひとりドライブに行ってみたり…。自分の残りの体力とか、後のことを心配せずに突っ走っていた時代…。若い方にはパッとこないかもしれないが、30~40代の方には、懐かしさを感じるような作品だと思う。
あと、個人的には自分の地元のトンネルや公園などが出てきたのが嬉しかった。よく特徴をつかんでおり、羽田さんもこっちに来てくれたのかなぁとちょっと嬉しかった。