英国がEUに加盟しても、ポンドを維持したのは賢明:仏国は金融財政政策がとれない | Resurrection : 復活の森:ヤポネシア、夜明けと目覚めの光復:GP陰陽哲理学Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience

英国がEUに加盟しても、ポンドを維持したのは賢明:仏国は金融財政政策がとれない

 
02/20 03:00 Electronic Journal.. /●「緊縮政策に苦しむフランスの現..

オランド大統領就任後の2012年
10~12月期以降、2四半期連続のマイナス成長になり、景気
の良くない状況が続いています。
 本来であれば、フランス政府はただちに景気対策を実施すべきですが、フランスはEU加盟国であり、金融政策をECBに委譲
しているので、通貨の発行権はなく、財政政策は一応保有しているものの、EUの盟主のドイツやEUからの厳しい規制があって事実上使えないのです。つまり、フランスは不景気になっても、通常の景気対策を実施できないことになります。
 このようにEU加盟国では、EUの設計者であるロバート・マ
ンデル教授がいうように、金融政策と財政政策──つまり、ケイ
ンズ政策が政治家の手の届かないところに棚上げされ、事実上使えないようになっているのです。EUの設計がそのようになっているからです。これでは、EUは構造的不況に陥ってしまうこと
になります。