古代インド人は「地、水、火、風」とし、シナの五行思想は「木火土金水」であり、それが日本で | Resurrection : 復活の森:ヤポネシア、夜明けと目覚めの光復:GP陰陽哲理学Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience

古代インド人は「地、水、火、風」とし、シナの五行思想は「木火土金水」であり、それが日本で

水の惑星ガイアの生命を統御する水とシリカの力
『月刊ザ・フナイ』 2014年6月号

古代文明を築いた自然観察力


藤原  自然哲学の殿堂は古代ギリシアであり、ミトス学派のタレス(*1)が「万物の根源は水だ」と言い、ホメロスは「大洋は生成の父だ」と書き、水が持つ不思議 で魅惑的な性格について、絶大な賛美と称賛の言葉を残した。神話が盛んな2600年も昔だったのに、ギリシアの科学精神は優れていて、宗教が君臨した中世 よりまともだったから、あれだけ冴えた観察を記録したのです。

唐津  水がすべてだと言ったタレスの後に、風だとか火だと言う思想家も出ている。ですが、特に支配的だったのは四大説で、「水、火、土、空気」を根源だとした考えは、ヨーロッパの思想の根幹になったが、アジアでも同じように五行を使い、自然の動きを理解していました。(第1図)

藤原  そうですね。固体、液体、気体の三相が、土、水、空気として捉えられ、エネルギーを火で現したが故に、これが西洋思想の基盤になり、分析的な自然理解を生 み出しました。また、古代インド人は「地、水、火、風」とし、シナ(*2)の五行思想は「木火土金水」であり、それが日本では陰陽道になって、万物連環の 自然観を育てています。


宇宙巡礼