「不戦の誓い」という「太極」と日中陰陽調和への鋭意努力:「北京コンセンサス」という東亜和解の精華 | Resurrection : 復活の森:ヤポネシア、夜明けと目覚めの光復:GP陰陽哲理学Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience

「不戦の誓い」という「太極」と日中陰陽調和への鋭意努力:「北京コンセンサス」という東亜和解の精華

余裕がないので、詳述できないが、以下のダイアモンド・オンラインの記事は必読である。
 日中の政治・外交的対立の背後・影にあって、日中和解の努力が花開き、「北京コンセンサス」となったのだ。
 「不戦の誓い」こそ、陰陽論の太極無双一元に相当すると言えよう。あるいは、「氣」とは言えよう。
 中国、日本ともに氣の文化の国である。西洋文明の弁証法的敵対、二項対立の文化ではなく(追記:もっとも、国家レベルは、二項対立である。)、調和・和解できる文化をもつのである。氣の文化において、中国と日本は共通するのである。両国とも、氣の東亜文化圏なのである。

追記:以上を書きながら、対立を超越する一元が太極なのか氣なのか迷ったのである。以上では、太極の一元を述べたが、PS陰陽論から言えば、氣・陰陽一元論であろう。太極の一元と氣の一元は少し異なるのである。前者は陰陽未分化であるが、後者は陰陽極性をもつ一元である。
 だから、「不戦の誓い」とは、氣・陰陽一元である。

追記2:太極一元、氣一元で迷ったが、両者は即非関係であり、両者関係するのであるから、氣一元とは、ベースに太極一元をもつということになる。
 しかし、太極一元とは、陰陽未分化混沌(カオス)である。これは、氣=陰陽バランスによって、コスモス(宇宙、秩序)として、成形すべきである。
 そう、コスモスを常時生成する鋭意努力によって、平和的創造がもたらされると言えよう。カオスはエネルギーの大源泉であるが、それをコスモスへと常時変容させる必要があると考えられる。

追記3:太極、又は、無双太極とは龍のことだと思う。陰陽未分化混沌(カオス)である龍である。ここから、氣=陰陽の自然(じねん)宇宙(コスモス又はユニバース)が創造成形されると考えられる。
 とまれ、東亜、また、東洋は龍を大根源とする地球圏である。それに対して、西洋は龍を否定・排除する父権的知性の地球圏である。
 カオスの龍を肯定する東洋・東亜文明に対し、龍を殺戮するのが(聖ゲオルギウスの龍退治)が西洋文明(ユダヤ/キリスト教的西洋文明)である。




龍の威光をあやかりに! - 株式会社キット


第6回 臨済宗黄檗宗各派本山 雲龍図 : 臨済・黄檗 禅の公式サイト




聖ゲオルギウスの竜退治



「北京コンセンサス」全文

 

 「第9回 東京-北京フォーラム」は10月26日から2日間にわたって北京で行われ、政治、経済、安全保障及び両国民間の深刻な感情悪化の問題に関して、日中両国を代表する約80人の有力者、有識者、ジャーナリストが熱心に対話に参加した。

 今回、私たちは北京での2日間の対話に、特別の覚悟で臨んだ。

 それは、「対話の力」で困難を乗り越えるという、民間外交(公共外交)の責任を果たすためである。そして、この決意こそ、「東京-北京フォーラム」の9年前の創設以来から、私たちが守り続けてきた原点である。

 私たちが民間の対話に強い希望を共有するのは、「民間の対話」に政府外交の困難を乗り越える特別な役割がある、と考えるからである。昨年、私たちは東京でのフォーラムでこのことを再確認し、その覚悟を「東京コンセンサス」として公表した。

 この2日間、私たちがこだわり続けたのもまさにこの民間対話の使命である。

http://tokyo-beijingforum.net/index.php/programs/9th/9th-beijing-consensus