霊と気と物質の三層世界存在としての人間:霊主体従:日本父権制というカルマからの超克的エクソダス | Resurrection : 復活の森:ヤポネシア、夜明けと目覚めの光復:GP陰陽哲理学Gaussian Plane Yin-Yang Philosophience

霊と気と物質の三層世界存在としての人間:霊主体従:日本父権制というカルマからの超克的エクソダス

霊と気と物質の三層世界存在としての人間:霊主体従:日本父権制というカルマからの超克的エクソダス

私見では、福島第一原発の爆発による放射能大汚染は、唯物科学の終焉の決定的象徴的地球人類史的事件である。
 東洋の最東に存する日本は明治維新、大敗戦を経て、西洋文明の帰結である唯物科学を言わば拝受した。
 シャーマニズム、アニミズム的な東洋・日本伝統文化は、唯物科学との折り合いをつけないまま放置され、忘却された。
 現代日本人は、母権的民族の基盤も忘却して、近代西洋由来の近代的自我も受容した(正確に言うと、違うが)。
 既述したように、持論では、日本の父権制が諸悪の根源である。私は江戸時代に生まれた国学が近代父権制のイデオロギー的原点だと考えている。(もっとも、狭隘閉塞的ナショナリズムの根源でもあるが。)
 そして、日本近代父権制は、個的ではなく、集団的であり、主となる権力に隷従し、個人的には、良識道徳ぶるという「二重人格」性をもつ。この封建権的心性が、国家から庶民まで、一般に浸透しているという民族的病理をもっている。いわば、父権制=封建制フラクタルである。 
 もっとも、ネット世界をみると、それはなく、個的世界が進化している。これは、私論では、新母権的日本人の世界である。
 日本が生まれ変わるには、日本のカルマを知る必要がある。父権的集団的民族性を知る必要がある。これが、合理性、創意工夫、個の自由を奪っているものである。
 西洋文明には、個の原理がある。(もっとも、個と個人と自我が混同されているが。)ギリシア文化、キリスト教文化、ルネサンス文化が、個の原理を形成した。 それに対して、日本の場合、個の原理は、実は母権主義に存していると考えている。
 私の史観では、江戸時代において、近代父権主義と近代母権主義が生まれたが、明治維新で、前者が後者に勝利して、後者は抑圧され続けてきて、今日の黙示録的状況を迎えたと考えられる。 
 日本人は生まれ変わる必要がある。それには、意識進化が必要である。そのためには、今日的な精神文化が必要である。マルクス的に言えば、命懸けの飛躍が必要である。
 手前味噌的であるが、無双PS原理の基本的精神原理は、日本人の集団的自我原理を超克するものである。それは、東洋・日本伝統を継承する個的共同性の原理でもある。
 とにかく、ハラを知り、それを不連続化すること、これが、第一歩である。それが他者となり、自己との共振が経験的に形成されれば、それが、個的共同性となる。
 予定では、唯物論を超える霊と気の認識をどう形成するのかについて述べるつもりであったが、序論に留まった。明日、主題に関して詳述したい。

追記:日本のカルマを正確に言えば、弥生的母権的農耕集団文化と国学・封建的文化の癒着である集団主義的父権制である。

追記2:日本人の個の原理は母権主義に存すると述べたが、言葉足らずである。縄文的母権主義にであり、弥生的集団的母権主義にではない。

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