フィールドでタヌキモの花に会う機会に恵まれました。
タヌキモ
Utricularia×japonica Makino
花
タヌキモは花茎断面の中央部に1㎜足らずの穴がある
野生では1枚目画像のように花のない状態が多いです。
開花していない状態だとタヌキモかオオタヌキモか判断できずsp.扱いになってしまうんですよね…
今回は花茎断面の穴を確認できたのでタヌキモだと判りました。
タヌキモの殖芽
茎の先端に暗緑色をしたほぼ球形の殖芽を形成する
これはまだ不完全な状態の殖芽で冬になると球体になります。
同定用のサンプルを撮影した後、水槽内で育ててみました。
野生の株は長さ1mあるので25㎝cube水槽に合わせて小さく育てます。
栽培下個体
イヌタヌキモより成長にムラがなくオオタヌキモより小さい。
まさにイヌタヌキモととオオタヌキモの雑種という感じです。