共成主義的

ネオ資本主義論

 

経済活動にて

労働者を歯車として茶化したコメディアンが居たが

私は歯車と言う表現で良いと思います

確かに底辺の小さな歯車は上辺の大きな歯車より

早く回って影響も少ない

 

底辺の小さな歯車は

早く回る(少ない給与で沢山の仕事をする【内職】

 

でも例え小さな歯車でも外れてしまえば

全ての歯車に影響が出て止まってしまう

 

<小さな歯車>

私は作業所でカバンの部品・車の部品を作ってます

部品1個1銭とか1円にも満たない工賃

でもその位の報酬でしないと

中国や東南アジアで作った方が安くつくと思うし

あらゆる業態が海外へ移転すると

国内の産業の空洞化招いてしまい

国内の仕事が無い労働者は海外で作った商品が

いくら安くても仕事が無く収入が無いので国内で購入する事が

出来なくなってしまいます

当然海外に仕事を取られた国内の労働者は

仕事が無く貧しくて国内で使うお金もない

産業の空洞化は製造業だけで無く

国内の労働者達がお金が無く国内消費が冷え込むと

国内の飲食店やスーパーなどの小売店から

家電量販店やCD&DVDなどの芸術品などが購入出来ず

多くの国内の経済活動に多大な悪しき影響が間違い無く出ます

 

それでも日本国内を無視して

海外で利益が出れば良いと考えている企業家は

間違い無く居るし彼らのおかげで

世界では一部の富裕層が圧倒的な財を成し

経済格差が物凄く顕著になって来ていると思います

 

企業家は社会形成に対してその役割が求められます

 

話を戻します

私は時給200円の内職メインの作業所で仕事をしています

他の作業所はもっと少ない工賃での仕事

それらの底辺の経済活動者が居ないと

将来的にメイドインジャパンが無くなります

 

富裕層は【所得の再配分】でお金を持ってれば持ってるほど

税金が高くついてそれらのお金は中低所得者層に回ります

それでも中低所得者層が安い賃金でそれらの仕事をする事で

メイドインジャパンが世界水準の価格帯で

海外でも勝負が出来て

国内においては富裕層は勿論

中低所得者層でもリーズナブルな価格で商品を購入出来ます

 

私は富裕層の存在は経済立国において

とても必要な存在だと思います

 

また海外の労働者の賃金が上がってくると

日本向けに海外で作る部品などが輸送費がかかり

安い労働者を海外に求めて来た旧来の経済活動を

見直す所に来ていると思います

 

労働者は企業家に対しては

「仕事を与えてくれてありがとう」

企業家は労働者に対しては

「仕事をしてくれてありがとう」


労働者がいないと企業家が抱く夢を

成功させたい仕事が出来ない


労働者も仕事が無くて収入が無いと

家を買うなどの夢が叶わないし

家族も養えない

 

そして

「富裕層からもっとお金を取れ」

みたいな意見がありますが

まるでお金持ちが悪いみたいな印象があって

彼ら富裕層もそれ相応の努力をして財を成したわけで

私は普通に凄いなって思いますし

ちゃんと日本国の法律に基づいて税金を納められてるので

それ以上お金を取れっておかしいだろうと思ったりして

 

時給200円の自動車部品の内職

もし時給が最低賃金レベルの800~900円での内職になれば

現在の自動車の本体価格が100万円だとしたら

150~200万円位にまで本体価格が上がると思う

 

時給が低い事で周囲からバカにされたり侮蔑されたり

でも底辺で支えるそう言った労働者が居ないと

バカにしている人達がそれら自動車などを

高性能である程度リーズナブルな製品を買うことが出来ない

 

また時給800円なら800円分の

仕事をすれば良い

と言う考え方もナンセンスです

時給800円でも決して手を抜かずに

それ以上の仕事をすれば

取引先からの評価も高くなり

上手く行けば作業単価が上がり

時給も上がるかも知れません

 

人間は

「楽な仕事がしたい」

「きつい仕事はしたくない」

 

でも社会に置いて

 

「必要とされている労働者がいる

それは全ての労働者である」

 

あらゆる業態に言えますが

自分達は市場に出る製品を作っている

自分達はお客さんのお腹を満たしている

自分達はファンの気持ちを考えた作品を創っている

 

そして国内で働いて得た給与で

自分達の欲しい物を買う

 

そう考え方の見方を変えれば

 

「労働(仕事)をする事や購買(消費)が楽しく思えてきます」

 

貧富の格差はあって良いと思います

ただ頑張れば頑張った分だけ見返りがある

そんな社会経済が理想であり

自分達が幸せと思える

国民が一丸となって現状の難題を乗り切り

本当の意味での

 

「平和で豊かな社会」

 

を築いて行けると思います