プルルルルル

母「ハイ!宮迫です!」

???「母さん?オレだよオレ」

母「・・・隆?」

隆「うん」

母「声が少し変だけど」

隆「風邪ひいちゃってさ」

母「あと隆の電話番号と違うけど・・・」

隆「前の携帯は壊れちゃって新しい携帯にしたから登録しといて」

母「それより何かあったの?」

隆「会社のお金使いこんじゃって・・・返さないと訴えられる」

母「えっあんたなにやってんの!」

隆「100万円用意してくれないかな?今から指示だすから」

 

銀行にて

母「母さんはATMって使った事ないの」

隆「俺が指示だすから」

 

銀行員A「なぁあの人携帯片手にATM操作してるよ」

銀行員B「一応声をかけた方が良いな」

 

銀行員A「お客様、何かお困りごとがありますか?」

 

母は事の成り行きを銀行員に話した

 

銀行員A「詐欺かも知れません!警察に通報します!」

 

銀行員B「警察ですか?振り込め詐欺かも知れません!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

警察官「息子さんに連絡してみてください」

母「でも以前の携帯番号には繋がらないんです」

警察官「勤め先は分かりますか?」

母「それなら」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

隆の勤め先にて

 

母「隆!」

隆「母さん!どうしたんだ?」

警察官「隆さんですね?何者かがあなたになりすまして・・・」

隆「・・・その電話の相手は本当にオレだけど・・・」

 

母「えっ?」

警察官「えっ?」

隆「えっ?」