「Shining Candy」8号機が可動を始めると、途端に“Neoborder G連合”の戦況が悪くなっていった。

「Shining Candy」8号機は南極に固定され<AI Ranラーン>が、先の「Shining Candy」7号機は北極に固定<AI Agirエーギル>が管理している。この2つは他の「Shining Candy」よりもはるかに能力が高い。

 

■[ ラーン ]とは =======

北欧神話では巨人族の女神。

大きな網を持つ海の女神

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■[ エーギル ]とは =======

北欧神話では巨人族の神。

白髭、白髪の海の神

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どちらも共振エネルギーの基礎理論に基づいて製作された新型の次世代エネルギーシステム「Cloud Energy System」 [”キーワードの解説“参照してください]  を搭載したため、全「Shining Candy」は連携した自立可動が可能となった。

つまり

旧ネットワーク関連区域を利用しないネットワーク構築が完成したわけである。

(ただしスパイス情報として、この活動を止めるための方法がたった一つあり、地球上のどこかの現実国家群の特別管理区域からのアタックだけである。)

 

「Shining Candy」の連携システムの完成は宇宙からの管理により、現実世界はもとより新ネットワークのAI領域まで掌握された格好になった。

“国境システム「Neo Border Gateway」“は<AI Hrungnirフルングニル>が地上からの指揮のもと、いよいよ総攻撃が始まる。

「Shining Candy」8号機、「Shining Candy」7号機はその連携がまさに神業で、この新ネットワークの完成により形勢が一気に逆転した。

もちろん、現実世界の戦線が一気に拡大。

 

なんといっても彼らには、もう旧ネットワーク関連区域に未練は無い。

 

そしてこれが「Neo Border Company」のChristopher Clarkeの更迭と現実世界での戦線拡大への抑止力が崩壊した瞬間であった。

 

・・・このままでは“Neoborder G連合”は各方面で戦線を維持できない。

 

しかし、有効な事態の打開策は見当たらなかった。

“Neoborder G連合”の会議において常に「「Shining Candy」が破壊できれば」と、口にされたが、それは自分で自分の首を絞めるものであるということを誰もが周知していた。

 

人類にとって“国境システム「Neo Border Gateway」“も次世代エネルギーシステム「Cloud Energy System」も正しく運用できるならば人類の未来のために不可欠なものであることは誰もがわかっていたし、深刻な問題としてこの人工物を破壊すればその影響で地球環境が異変を起こし、人類へのダメージが始まることを<AI Heimdalヘイムダル>と<AI Freyaフレイヤ>が共にはじき出していたからだ。