□ 鬼ごっこの未来形 ”Hero of the pirate(鬼ごっこ)” №005

■ 競技例-3-前篇

 


少しゲーム慣れしている人たちにとって、
”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”はかなり過酷な遊びである。

 

とにかく
追いかけるほうも
逃げるほうも
半端なく早くて機敏、
そして賢い人だらけです。

 

ゲームエリアは必ず下見を兼ねてくまなく探索し、
どこが
位置情報共有サービス探知不可能スポットか?
どこに建物があり
何階のどの部屋までエリアに指定されているか?
移動は
自分の足のみか、道具や自転車などは使えるか?
条件によって
障害物(侵入禁止場所、柵や塀、坂道や砂利道など)などでの
移動時間の差異。
天気による状況の変化。

 

特に大事なのは
各所の公衆カメラ(パブリックカメラ)の位置と角度、
精度、アクセス権の内容。

これらの情報を収集するレベルの人は
逃げにくくなればすぐにビルなどの探知不可のエリアに逃げ込み、
鬼ごっこではなく
かくれんぼ的な要素もかなり入り、
擬態などされると
忍者顔負けの技をみせてくれます。

 

また、このレベルの戦いでの
”海賊”の鉄板ミッションは

 

”海軍”チームを
一チームだけでいいから
とにかくゲットすることです。

 

”海軍”チームは”海賊”を見つけ
タッチしながら

 

「 JOIN BATTLE!! 」

 

と叫び、バトルののち、勝てば”海賊”をひきつれて
次の”海賊”を探しに行きます。

基本的には誇りと人情で
ついてくる”海賊”に歩調をあわすので
動きがにぶくなります。

 

この鈍った動きの
また
他の”海軍”チームから離れたチームを

 

今度は”海賊”たちが狙います。

”海賊”は仲間を増やしてチーム化し
勝算が付いたら”海軍””チームにアタック。

「 JOIN BATTLE!! 」

 

今度は”海賊”から仕掛け
もしその”海軍”チームが”海賊”に負ければ
今度は
”海賊”の後をついていかなくてはいけません。

 

この時、この”海軍”チームはマップから消え、
このチームの”海軍”IDは休止となり、
復活するまでは何の情報も見れず、
自分たちがどこにいるのかもわからなくなります。
ただ
”海賊”の後をついていくだけです。

 

それは、もし
この”海賊”がバトルの後、どこかの”海軍”チームに負ければ
解放され、復活でき
再びマップ上に現れ、
”海軍”IDも生き返る。
その時を願いつつ。

 

しかし、どうしてもついていけなくなった時、
また”海賊”から
一定距離から離れた時は、
自動的にギブアップとなり、””海軍”IDをその”海賊”に提供して、
ゲームオーバーとなります。

 

ゲームオーバーの者はもうゲームをしていないのですから
ゲームをしている人にゲームに関するすべての事
(自分の”海軍”IDなど)の話してはいけません。

 

もし話せば
それを聞いた人もゲームオーバーとなります。

 

まあ、疲れたら
そうそうにギブアップし、ゲームオーバーということで
ゲームエリアから除外されている
メイン会場の屋台広場で飲んだり食べたりしていただけますので
後はそちらにあるステージの巨大スクリーンにて
他のプレイヤーの活躍などをご覧いただきゆっくりお休みください・・・

 

とはいえ、
そう
問題は
”海軍”IDです。

この”海軍”IDのおさらいですが

 

”海軍”IDは
”海軍”は初めから”海軍”全員が一つのグループとして
LINEのグループのようにお互いが情報交換しあえます。

 

という事は
そのIDが”海賊”に取られれば
”海軍”グループの情報が全て”海賊””に筒抜けとなるのです。

 

そこで
”海賊”はバトルで”海軍”チームに勝ち、
ついていかなくてはいけない”海軍””を、
すばやく移動して振り切ります。

 

やがて
一定距離離れてしまった”海軍””は自動的にゲームオーバーになるため、
その瞬間、その人が持っていた”海軍”IDを
”海賊”はゲットできます。

 

その時の”海軍”IDは
復活したときと同じ状態となり使用できるので
”海賊””海軍”の情報を盗み見できるようになるのです。

 

そこには
いろいろな作戦や、なにが今起きているかなど
重要な情報がてんこもり!

 

そう、
”海賊”にとってのどから手が出るほどに欲しいアイテムなのです。

 

 

 

 

 

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★ 次回は 
□ 鬼ごっこの未来形 ”Hero of the pirate(鬼ごっこ)” №006