□ 鬼ごっこの未来形 ”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”№003

 


■ 競技例-2の1-

 

  中規模、多人数による”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”

 

”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”は、
学生サークルや、テレビイベント、市民団体のコミュニケーションとしても
よくもちいられます。
多くはエリアが限定されるテーマパークや、広域公園などで行われます。

 

あるイベントでは
服装の指定はなく衣装は自由となっていましたが、
衣装のコンテストが同時開催されることもあって、
シード権を得た、
大会前に自分の配役が決まった人は
”海軍”ならば”海軍”らしいユニフォームで。
”海賊”ならば”海賊”らしいユニフォームで。

 

まるで
映画の役者さんや、
ファッションショーのモデルさんのような人もいて
コンテストだけでも
十分楽しめるものになりました。
もちろん
この大会はやがて大きなイベントへと成長していきます。

 

話し戻して
いよいよ
”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”スタート!

 

まあ、
いつものごとく
派手な衣装の人たちは本来の目的よりも
コンテストのためにアピールすることに専念しますから
早々とつかまったりします。
助けてもらい、自由になった時に感謝の踊りを舞うなどして
観客を魅了します。

 

ところが
初めこんな感じで盛り上がっていたのですが
だんだん時間が進むにつれ
戸惑いの声が聞かれるように。

 

それは
位置情報共有サービスの弱点であるビルに”海賊”が逃げ込んだ場合、
一目で”海賊”とわかる人はいいのですが、
服装が自由だったため、
だれが
”海賊”なのか
だれが
”海軍”なのか、
お互いが分からない状況が生まれたのです。

 

この時、参加者は
お互いのことをよく知らない初めて会った人たちが多かったこともあり
それが拍車をかけます。

 

もちろん相手に

 

「あなたは”海賊”ですか?」
と聞いて構いません。

 

ただ、たぶん誰もが
「いいえ、私は”海軍”です」
と言うでしょう。

 

では、手当たり次第タッチしバトルを宣言しましょうか?

 

それはやめておきましょう。

 

基本
”海軍””海賊”にタッチし、

 

「 JOIN BATTLE!! 」

 

と宣言すればバトルになるため、
明らかに”海賊”であればタッチすれば話は早いのですが、

 

タッチは宣戦布告の合図ですから
相手が本当の”海軍”の場合は、
タッチした側は”海軍”仲間に刃を向けた責任として

 

そのチームはゲームオーバーになるのです。

 


”海軍”同士仲間なのですが
例えるならば
それぞれの国家の”海軍”であり、
それぞれに自立し、誇りを持っているということです。
同じ”海軍”仲間でも
他国の”海軍”に攻撃を仕掛ければ
それは重大な違反行為ですね。

 

また、そういうわけで
誰かが総括的に戦略を練り、
総合司令官のようになって各”海軍”チームの
采配をするということも基本ないのです。

 

だって、なんだかんだといったって、
”海軍”チームが最後に順位を決めるときには、
後ろに従えている”海賊”の数で決まるのですから。

 

 

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★ 次回は 競技例-2- A Tag Carnival その2