ネオボー

「ところでKate!
今日さー、最近流行ってる”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”をみんなでしたんだ。

で、なんとたかしのやつ、最後までつかまんなかったんだよ!
あいつ足早いし、隠れるのがうまい。

なんてったって、スマートウォッチの使い方が神なんだ。
あいつはほんとうに海賊王だよ」

 

妖精 Kate 

「たしかにたかし君はクラスで一番足が速いし、体操も得意だし、
なかなかつかまらないでしょうね~。

でも、ウォッチが使いこなせるとは知らなかったわ。

彼は努力家だから、
きっと”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”アプリの
使い方を勉強してたのね」

 

「ネオボーももう少しやる気を出してくれると
この宿題が早く終わるのになー」

 

ネオボー

・・・Kateに”肩ズン”しながら・・・

「おれ、女子力男子かもしれない・・・」

 

妖精 Kate 

「フー・・・ほんと、かわす能力だけは神なみにアップしてる」

 

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□ 鬼ごっこの未来形 ”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”№001

 

■ 基本

 

基本は、ひとりの鬼を決め、鬼は逃げます。
他の人は鬼を追いかけ、鬼にタッチします。
すると、すぐにバトル(じゃんけん)開始!

 

鬼が勝てばまた鬼は逃げます。
鬼が負けたら今度はじゃんけんに勝った人が鬼です。

 

制限時間がある場合、時間内逃げ切れても鬼の勝ちです。

 


■ 配役

 

鬼は”海賊”です。
できるだけ少人数とし、基本単独で逃げます。

 

追いかける人は”海軍”です。
複数人でチームを組み、チームとして追いかけます。
2つ以上のチームができるならば、
どちらのチームが初めに”海賊”をつかまえるか競えば楽しさ2倍!

 

※海賊1人に対して海軍は1チーム3人がバランスがいいとされます。

 


■ 実践

 

一人一人がスマホなど位置情報共有サービスを利用した
”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”専用アプリを起動し、
鬼ごっこをはじめます。

 

そのため”海賊””海軍”もお互いの場所がわかるので
追いかけやすく、逃げやすいため、
従来の鬼ごっこに比べ飛躍的に展開が早くなります。

 

また、
Apple WatchやAndroid Wearのようなウェアラブルを持っている人は有利です。

専用アプリにはクラウドAIとの会話によって
相手をどう追いつめるか?
逆に、どう逃げるか?

 

「Hey!Siri どのルートから追い込めばいい?」
「たろう君はこの路地から、あつし君は後ろの路地へ進み、挟み撃ちにしましょう」

 

「OK!Google まずい!」囲まれる!逃げ道を探してくれ!」
「右の路地へ!たかしの足ならはさまれる前に逃げ切れます!」

 

みたいに話し合いながら行動できます。
通知機能からどんどん情報を得ることも勝敗に大きく左右します

 

画面を確認する時間は大きなタイムロスとなるゲーム。
とっさの判断で状況は一変するのです。

 

また、この時代には”SEE (Sparrow Eyed Earth) システム”によって
スマホから各所の公衆カメラ(パブリックカメラ)の
映像が見られるようになっているので
連動した機能で相手の詳細な位置も確認できます。
(建物内では特に有効)

ドローンの使用可能なエリアであればもちろんその映像も使えます。

 

このシステムは
特にメガネ型のウェアラブル端末には強力なアイテムとなるでしょう。

 

※ゲームの性質上事前に遊ぶエリアをしっかりきめておきます。

 

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★ 次回は 
□ 鬼ごっこの未来形 ”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”№002