真夏の怪談話 最終回(前編) | 真夜中の深海Bar

真夏の怪談話 最終回(前編)

シリーズの最終回(前編)ですビックリマーク

ホラーが苦手な人は読まないで下さいねビックリマークビックリマーク

注意(ここに明記してある出来事は全て私が体験した実話です)

難易度★★★★★


私が18歳の頃。

当時、兵庫県姫路市に有名なラブホテルの廃墟があった。

その名は、

『ホテル ロンドン』

この文章を読まれている皆様の周りに、姫路周辺地域ご出身で、30歳以上の方がおられれば
ぜひ、このホテルの名前を聞いて頂きたい。

さぞ、沢山のお話が聞ける事だろう。


さて、姫路の市街地からは、さほど離れていない場所に位置するそこには、
私の6才離れた姉の時代から様々な言い伝えがあった。

そもそも『ホテル ロンドン』は、二度の度重なる大火災を起こしている。

真夜中の不審火だった為、発見が遅れ沢山の宿泊客が逃げ損ねてその大火の犠牲となった。

一度目の火災からは、月日を空けて復旧し営業を再開したが、
二度めの火災は、あまりにも焼死した遺体の数が多く、建物の損壊も著しかった為、営業再開を断念した。

そして、取り壊しは行われなかった…いや、正確には行ったのだが、取り壊す事ができなかった。

解体工事に従事した関係者が、ことごとく事故死や病死していくからだという。

私の姉の友人達も過去に廃墟になったその『ホテルロンドン』を肝試ししていた。

『あそこは、ほんまに行かんほうがええで。』

と言う姉の理由は、

『昔、私の仲いい友達らが男女5人で、夜中に肝試しに行ったんよ。


ホテルの中の部屋を順番にまわって行き、上のフロアに一室サウナのある部屋があるねんて。

その部屋に入った直後から、友達の女の子の一人の様子がおかしくなったらしいんよ。

それで、男の子らも怖くなってもう帰ろうって事になってんて。

ホテルの中って、従業員通路とかあるから、まるで迷路みたいらしいわ。

しかも、火事で焼けてて通行止めもあるから、出るまで大変やってんて。

しかも、その女の子の様子はだんだんひどくなっていってるし。

なんとか外に出たけどその女の子は、ずっとニヤニヤしてるらしい。

男の子が、お前何がおもろいねん?って聞いたら

ニヤニヤ笑いながら、

『あそこの窓からずっとおっちゃんが手をふってる』

って言うから、

『お前何ゆ~とんねん!どこにおんねん?!気持ち悪いわ!』

って言うと、

『おっちゃん呼んでるからもう一回行ってくるわ。』

って言って止めても全く聞かないから、怖くなってほっといて帰ったらしいんよ。』

『え~!!マジでほって帰ったん?
んで、どうなったん?』

『結局、次の日の昼間に帰ってきたらしいんやけど、
訳のわからん事ばっかり言うし親も心配して精神病院に入院させたらしいわ。』



私が週末友人達とそこに行く事を姉には言わなかった。

ただの好奇心と暇つぶしでしかなかったのだから。

今思えばこの時点でのただ一つの後悔は、
どうしてそのサウナ完備の部屋の番号を聞いておかなかったのかという事だ。


実際に行くまで、
一度もあんな事を信じるはずもなかったのに…。

(後編)に続く


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