栄養ドリンクは2度効く | 真夜中の深海Bar

栄養ドリンクは2度効く

髭男爵.gif
昨日の出来事。

ここ最近、やたらグラスの破損が多く
同じカクテルのオーダーが重なると
グラスがバラバラになってしまう為、
久々にそれらを買いに難波の道具屋筋を訪れた。

道具屋筋は、お店をこれからする者
または、してる者には無くてはならない場所。

ユニフォームや、金物類、伝票、看板、陶器類や、ろうで出来たスパゲティのフォーク飛んだディスプレイ、
そういった物が何でも揃う場所なのだ。

しかし、コテコテの日本橋であるにも関わらず
値引き交渉は一切受け付けず、
かなり愛想が悪い。

なので、私がそこに買いに行くときはかなり気合いを入れて行くのだ。

でなければ、店の『やから』どもに気負けしてしまうからである。

奴らは、値引きを全くしないくせに
いらん物まで買わせてくるプロの集団なのだ。

その中でも、グラスや陶器を販売している
中国人の女性店主がでたらめに幅をきかせた
いわくの店がある。

今日は絶対行かないようにしようと思っていたのに、
店の入り口に私の大好きなブランドの
クリスタルグラスが置いてあった。

たしかもう終売になったはずなのに、
現品限りで置いてある。

念の為、他店も見てきたがやはり同じ物は無かった。

さらに、その奥にはこれまた終売になった
ゾンビグラス(細長いコリンズグラスともいう)のクリスタルがあったのだ。

悔しいが、この店であのおばはんと戦わなければならなくなってしまった。

まず私は近くのコンビニへ行き、リゲインを買い
ドラッグストアでユンケル皇帝液のやたら高いのを買い、
試合に挑んだ。

店に入り、欲しいグラスを見ていると
店の奥から中国人のおばはんの声で、

『いらっしゃ~い!』

と言われたので、
とりあえず無視した。

当然、目線など合わせない。

野生の熊か猿みたいに、
目が合った獲物は骨になるまで逃さない。

『これ何個いる?』
と、店主。

『3個ちょうだい』

と私。

『あ~それ12個からやないと売られへんわ~』

と店主。

『そんなにいらんわ』

と私。

『特別に10個から売るわ』

と店主。

『せやから、3個しかいらんゆ~とるやろ』

と私。

『6個が限界や~』

と、店主。

『ほな、もう全部いらんわ。キャンセルして』

と私。

『はい、3個お買い上げ~』

あ~めんどくせ~!!

リゲインを飲んでなかったら
危うく6個で手を打ちそうになった。

いくつか選んで、

『支払いはカードで』

と言うと、

『カード?カード今、調子悪い。
現金ないか?』

『無い。』

と私。

『そこ曲がったら銀行ある。現金下ろしてこい。』

とばばあ。

『最初から、支払いカードやゆ~てるやろ!
カード調子悪いんやったら全部キャンセルしてくれ!』

と私。

『カード急に調子良くなったね。ラッキーね!』

とばばあ。

最初から調子悪く無いくせに、
カード手数料ケチりやがって。

そもそも、私も最初にカード使えるかどうかスタッフの兄ちゃんに聞いた時に、

『JCBだけ使えません』

の意味合いをいち早く理解すれば良かった。

visaや、その他諸々のカード類は
手数料が5%だが、
JCBだけが7%なのだ。

その手数料は全てお店が持つのだが、
おばはんはそれが嫌だった様で、
カードが調子悪いととっさに嘘こいたんだろう。

大体どこのCAT(カードリーダー)にJCBが付いてないものがあるのだろうか…。

急遽調子の良くなったカードリーダーから出てきた控え用紙に

『ここ早くサインして』

と言うので、

『サインする前に明細見せてえな』

と私が言うと、

『明細?そんなもの私の頭の中ね。
私、計算得意。
信用していいよ。』
全く信用出来ないから言っているのに、一体なにを言ってるのだろう…てか、この不安感…ここは日本か?

大阪ミナミのど真ん中で、とてつもないアウェイ感を味わった。

『明細ないんやったらサインせ~へんで!全部キャンセルや~!!』

私は今日何度このフレーズを口にしたのだろう。

端からみると、まるで私が『やから』みたいだ。

なんとか広告の裏の白い部分に明細を書かし、

『この送料\1000ってなに?』

って聞くと、

『ここに在庫ないから東京から送るね』
とおばはん。

『ここに在庫無いんはそっちの都合やろ?
なんで客が持たなあかんねん』

『この業界ではみんなそうよ。
中国でもそういうルールになってる』

ここは日本やっちゅうねん!

この辺でユンケルの力が切れてきたのか、
『ま~そういう事やったらええわ…』

と、若干、4000年の頑固な歴史と

『中国人、これ全身知恵の塊』

と私の尊敬するサモハンキンポーも言っていたので、

『ま~1000円やったらええわ…』

と譲ってあげた。

渋々サインして、持ち帰れる商品だけお店まで持ち帰った。

カウンターの上で新聞紙をほどいたら、
フタを意図的ともいえるほど閉めてない箱から、
グラスが一つ床に向かって落ちた。

床に落ちるか否かの寸前で
奇跡のごとく受け止めたが、
あれはきっとおばはんの仕業である。

最後の力はリゲインによる物だったのかも知れない。

ありがとう。

栄養ドリンク達。

大陸の攻撃を島国がドローにした瞬間だった…と、


私は思いたい。


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