夏の訪れを感じて | 真夜中の深海Bar

夏の訪れを感じて

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こないだ街を歩いていたら、ステーキハウスを見つけた。
その店の看板には、牛がフライパンを持って、
別の牛の亡骸(なきがら)を焼いていた。
焼かれている牛は、
『おいしいよ!』
なんて言っている。
同種の牛に焼き殺されて食われようとしてる牛が、
人間に向かって
『おいしいよ』
と、笑っている。

100点満点笑顔で私に語りかけている牛を見て、
なんだか甘くせつなかった。

こんどは別の日に田舎道を車で走っていると、卵販売所があった。
そこには、ニワトリが羽根でフライパンを持ち、
目玉焼きを器用に焼いている絵があった。
ニワトリは
『と~っても新鮮!』
と言っていた。
自分の子供をフライパンで調理しながら。。

割り切り方がいい。
『まるで中国みたいに子供売っちゃうのねん』
と、共産主義の裏側の匂いを覚えた。

こないだ、お店のお客様が島根県のお土産を買ってきてくれた。

いのししカレーの箱には、
少しいきがった、いのししが描かれていた。
自分の体がミンチにされ、
コトコト煮込まれ、
レトルトパックにされているのに、
いのししは
『おいら、うまいぜっ!』
バリにいきがって描かれている。
ん~ここにもか~。
調理される動物の意志を
まったく尊重しない霊長類の王、
人間様に乾杯!

夏はもう、そこまできてるよ。