トラウマを乗り越える為には? | ~自分の価値観で生きてく~

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やりたいことはまず行動。
意外にもやりたいことは、
やりたくないことになることが多いけど、
自由気ままに生きてる男のお話。

人間は強いストレスを抱えた場合、

トラウマとしてその場面や苦しみが、

フラッシュバックする事が多々あります。



その時に人間が防衛本能として取る行動は大きく分けて2つ。

完全に忘れる。記憶から消し去る事。

忘れる事が出来ないが為に必死に抗う事。



私が知る限り、幼少期のトラウマは忘れる事が多く、

(生物として生きる為にいらない記憶を隠すため)

よく聞く戦争などのPTSDには後遺症が残る。

(人としての尊厳などを理解しているので人の死などが忘れられないため)

といった感じでしょうか。



トラウマは克服するものではないと思ってます。



何故か?

たぶん克服は出来ないからです。

克服の言い方や考え方を変えると完治は出来るんですけどね。



私は乖離性分離障害(多重人格)の人に会った事があります。

小さい頃に性的虐待を受け、

その過度のストレスを忘れる為に他の人格を作り上げ記憶を託す。


ですので、主人格は過去にそんな事があった事は解っていますが、正確な事は一切覚えていない。


基本的に表に出てこない人格ですので、

出た場合、私の顔がわからない。

人だと言う事は判る。1日一緒にいたのに知らない。

それくらいに強いトラウマというのは人を壊します。



当時の私はカウンセリングの勉強もしていなかったので、

どうしたら良いのか全く解りませんでした。



今なら確実にそうだ!とは言いきれませんが、

トラウマを消した人間が、トラウマを乗り越える為にするべき事。

それは過去の事実である事を認識し、

嫌な出来事を許す事だと思います。



私にも小さなトラウマはありました。

ハッキリ言いますと、乗り越える事は凄く辛いです。

嫌な事を事実として認め、それを許す事は、

自分を否定しているかのようでとても辛い事です。



私はその時にカウンセリングについて勉強しました。


簡略に説明するとこんな感じでした。


催眠療法。まず事実を思い出す事から始める。

そしてそれを自分の過去の事実であると認定し、

相手を許し、なによりそんな被害を受けた自分を許す事。



今なら解ります。



私の小さなトラウマ完治の話です。


私は小さい頃から笑顔で楽しく好きな事をして生きていました。

本当に純粋無垢で、逆に言うと善悪が解らないくらいでした。 


そして笑顔で楽しく生きているとどうなるか?

笑顔ではなく楽しく生きていない人間から負の感情を向けられます。


簡単に言うとイジメですね!

私は小さい頃から水泳で体力があり、

格闘技も習っていたので暴力的なイジメではありませんでした。


陰湿なしょーもないイジメです。

無視してくれた方が有難いくらい粘着してくる奴ら。

高校の3年間はずっと雑音のように悪口だけ言われ続けました。



私はその奴ら(敢えて奴らと書きます)

をずっと苛立ちながら生きていましたが、

ふと考えたんですよね。過去は変わらない。


相手もそんな事は忘れているし、

苛立つくらいなら奴らを許そう。


ずっと悪口を言う理由があったんだろう。

あぁ、そうか、俺の楽しく過ごしている人生に嫉妬していたのか。

ならアンチはファン、俺みたいになりたかったんやな!

と許してあげると気にもならなくなりました。


これが私の小さなトラウマの完治ですね!



乖離性分離障害の知人はもっと辛い現実と向き合い、

完治を目指すなら困難な道を選ばなくてはいけません。

その人は余りにも怖くて逃げ出してしまいましたけどね。



戦争のPTSDなども同じです。

人を殺めてしまった。仲間が殺されるのを見ている事しか出来なかった。

そんな自分を許し、事実を受け入れる事です。


何度も言いますが決して簡単ではありません!

むしろ死ぬほど辛い療法だと思ってます!

逃げても構いません。それを決めるのはその人ですから。



当然、パニック障害にもトラウマがあります。


発作が起こる前に予期発作が起こるということは、

それをしたらダメだ!と考えるからです。



話が長くなりましたね。

次は○○をしたらダメだ!みたいな話を書きますね!

ではまた!