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ピクッと動いたような気がするけど、何も変わらなかった。
「ちょっとだけ手助けがいるか?」
弥生は指をパチンとならした。
「もっかい、やってみてや。」
(空に行きたい、飛びたいねんんんー!)
みえいは、さっきと同じように心に念じる。
「わ、あぁぁ!?」
ちょっとだけ、3センチくらいだが、棒にまたがった、みえいの体は浮いていた。
「や、弥生すごい!!どーやったん!?」
「ちょっと、魔力の手伝いをな。一回感覚つかんだらできっと思うから。」
「弥生って、すごいんやな!鶏ヘアー、あなどるべからずや!」
「鶏ヘアーて、何それ」
「鶏みたいな髪型やん!」
「それ、友達にも言われた。」
「やっぱり鶏やん!」
(ほんまに、鶏みたいやんな。弥生の前世は鶏やな、間違いないわ。どんなんやったんやろ~?)

ボンッ

音がしたと思うと、弥生はそこにいなかった。変わりに弥生の顔をした鶏がいたのだ。


「え!?嘘!?入れ替え魔法かけてもーた!?」
「みごとに中途半端やな…完全に鶏になれてないし…まぁ、はよ、戻してや。」
「…私、戻し方わからんねん。どーやんの?」
「は!?魔法はかけた本人しか戻されへんねんで!?とりあえず、棒から降りろ!で、戻す方法考えろ!」
ストンと降りたみえいは、元の弥生の姿を思い浮かべる。
「あかんわ。今まで戻したことないねんもん。」
「この状況でどーすんねん!」
「先生にとりあえず……!」
鶏姿となった、弥生と共に先生達の部屋へ向かう。
「弥生、ごめんな……」
「お前がよっぽど俺を鶏にしたいっつーのが、よーくわかったわ。」
「ちゃ、ちゃうねん!鶏みたいやなぁって思って想像してたら、ほんまになってもーてん!」
「お前、入れ替え魔法も中途半端やし、魔法のコントロールも練習しやなあかんなぁ」
「……訓練する」
みえいたいは、話しているうちに先生の部屋に着いた。

続く