ヒヒイロカネの風が

頬を撫でる

天の川に浮かぶ

悠久の想い

孤独に溶け込む

安らかなまどろみ

神々しい輝きは

弥生を洗い流した

遥かなる時を越えて

結ばれる大河

桜花絢爛

全ての死生を解き放つ

幻影なればこそ

泡沫の夢にたゆたう

那由多懐古

遍く歴史に降り注ぐ