1円玉の価値に気付けなかった

僕には宝石もガラクタだった

虹を架ける為の雨だった

どれだけの人があの空を見上げてる


通りすがりの公園にある

ブランコに浮かない表情で乗って

ガラスの壁をよじ登った

手探りで描くまだ見ぬ景色


カギの在処は君のみぞ知る

開け忘れてた宝箱をひっくり返して

七色の光を未来に散りばめよう


どこまでも連れ出してあげるさ

掌を開けば零れる光が伝う

君に逢える日を待ち焦がれていた

この虹を渡って向こう側へ


みんなの声がする方角へ行こう

眠らない街を駆け抜けた朝に


夢から醒めて鼓動を重ねて

ひとりじゃないと確認してる

太陽の下で解き放つ想い


どこまでも連れ出してあげるさ

掌を開けば零れる光が伝う

君に逢える日を待ち焦がれていた

この虹を渡って向こう側へ


濡れたまま見つめ合った

言葉にしなくても通じ合えた


下を向いたまま夕立ちのバス停

過ぎった遠い日の優しさ

七つの色を集めて空に虹を架けるよ

宝箱の奥底で見つけた本当の僕