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先日、NHKで放送されていた

ハートネットTV フクチッチ(18)多様な性“LGBTQ+” 

後編を見ました。

 

 

そこでの内容を通して、

私が思ったことをお話します。

 

 

 

  多様な性LGBTQ+の番組を見て思ったこと

 

番組ではLGBTQ+の当事者が集まって

あるテーマについてのトークを繰り広げていました。

 

 

後編の今回は「カミングアウト」の話題で、

ゲイの方がこう言っていました。

 

 

1回(自分のことを)言えば、

両親はわかってくれるものだと思っていた。」

 

 

その方は両親に自分がゲイだとカミングアウトをしてから、

セクシャリティについての話はお互い触れず。

 

 

しばらくしてから両親に

「いつ結婚するの?」と聞かれたようです。

 

 

そう聞かれたその方は、

「1度自分のことを話しただけでは

(=1度のカミングアウトでは)

両親はちゃんとわかってくれていなかったということがわかった」

と言われていました。

 

 

 

 

これを聞いた私は、

私もそうだったな〜と思いました。

 

 

 

またしばらくして思ったのは、

この方の両親が言った「結婚するの?」は、

果たして本当に理解していなかった言葉だったのか?

と、私は少し疑問に思いました。

 

 

「結婚するの?」と聞かれても、

誰と結婚するのとは聞いてないですよね?

 

 

生物学的にその方が男だから

異性の方いつ結婚するの?」

と聞いているのか、

 

 

それとも

「相手は関係なく結婚いつするの?」

と聞いているのか分からないのではないかと思いました。

 

 

日本では同性婚は認められいないので前者だと思いますが、

もしかしたら後者の意味で聞いた可能性もなきにしもあらず。

 

 

その方はゲイだとカミングアウトして以来

お互いその話をしていないと言われていたのもあり、

後者の可能性はかなり低いと思いますが。

 

 

とまあ、

そんなことを少し思いました。

 

 

 

話を戻しまして、

私もこの方と同じく

「カミングアウトって、1回では伝わらなかったんだ」

と感じた体験をしました。

 

 

 

  両親へのカミングアウト(私の場合)

 

私がカミングアウトしたのは、

今から10年くらい前だったと思います。

20代半ばの時かな?

 

 

母へのカミングアウト

 

まず母に話しました。

話したきっかけは、

性同一性障害の診断書をもらいたいと思い、

県外のカウンセリングに通おうと思っていたからです。

 

 

当時の私は県外で仕事に出るか、

家で仕事もせず生活しているか、

そんな感じでした。

 

実家にいるときはあまり外に出たくなかったので、

ほぼ家に引きこもっていました。

 

 

いつも家にいる私が急に

「明日用があって遠出する」と言い出したら

母に怪しまれるのではないか?と思ったのもあり、

 

ずっと黙ったままでいるのも居心地が悪かったので、

母にカミングアウトしました。

 

 

その当時の私は手術をして、

戸籍変更もして男性になると思っていました。

 

 

母に話した時、

母から「手術までする必要はないんじゃない?」と言われました。

 

 

それを聞いた私はショックでした。

今思えばそこまでショックなことではないのですが、

当時はショックでした。

 

 

 

 

なぜなら、

自分のことを伝えないと!伝えないと!

と毎日思いながらも、

中々言えない日々を過ごしていたので、

 

 

やっとの思いで伝えたのに、

母から言われた言葉がそれだけだったので。

 

 

何だか私がこれまで考えたことを

否定されたような気もしていました。

 

 

 

母が最近聞いてきたこと

 

またここ最近になって、

「LGBTって何?」とか

「ケイってトランスジェンダーなの?」

と聞かれることがありました。

 

 

それを聞いた私は、

今になって色々聞いてくるんだねーと思いましたし、

 

 

同時に私がカミングアウトしたあの時

「ケイのことは理解できない」とは母は言わなかったけれど、

 

本当は私の話したことをわかっていなかったのではないのかな?

って思いました。

 

 

  カミングアウトも大事だけど

 

また私は、20代半ばに伝えたあの言葉だけで、

母は私をわかってもらえると思っていた。

 

勝手な思い込みをずっと持っていたなと思いました。

 


 

 

当時は自分の思いを伝えるのが精一杯で、

相手に自分のことをわかってもらおう

という気持ちはほとんどなかったと思います。

 

 

当時の私は、

自分はこういう人間だから。

あとはどう思うかはあなた次第

聞かれたら答えるけれど、

私からは話さない

 

というかなり自分都合な思いがあったと思います。

 

 

やっとカミングアウトできた!

この言えない苦しみから解放された!

それで、当時の私は終わらせてしまっていたなと思います。

 

 

相手がどう思うかまでは考えていませんでした

 

 

カミングアウトって、

ただ自分のことを伝えるっていうことじゃない。

 

 

相手に自分のことをわかってもらうために、

何度も話していくことなんだ

 

ということを今ならわかる気がします。

 

 

 

 

その番組でも言われていましたが、

「カミングアウトという言葉がなくなればいい」

 

 

ホントそうですね。

 

 

カミングアウトじゃなくて

あなたにわかってもらいたいから話します。

「私はこういう人間なんですよ」

と伝えるているんだけだなと思いました。

 

 

自分のことをわかってもらうためには、

相手のこともわからないと。

 

 

ただただお互いを理解するための

コミニュケーションなんだと思いました。

 

 

 

 

 

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