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先日、「ドイツのジェンダー平等の現状について」

の講座に参加してきました。

 

 

普段日本のLGBT事情にしか目を向けられていなかったので、

大変貴重な学びとなりました。

 

 

今回の記事はその学んだ内容をお伝えします。

 

 

前回は、

・ドイツの基礎知識

・私生活で感じるジェンダー平等においての疑問

についてをお話ししました。

 

 

今回はドイツのジェンダー平等に向けての

最近の歩みをお伝えします。

 

 

 

  ドイツで定められたジェンダー平等に向けての制度(法律)

 

  • 2017年同性婚が可能に
  • ホルモン治療、性別を変える手術がある
  • 出生児、子どもの性別を「無回答」にできる
  • パスポートで「X(不特定)」が可能
 

 

「多様性」ー第3の性の使用が可能

 
出生児、子どもの性別を「無回答」にできる
についてを調べたところ、
 
 
ドイツでは出生証明書などの公的な身分証明記録に男女に加え、
「その他」や「多様」を意味する
第3の性「ディバース(divers)」を使用することが認められている
ようです。
 
 
ディバースを選択した場合でも、
従来の性に変えることはいつでも可能。
 
 
親は出生届を提出する際、
男・女・ディバースの3つのボックスから選ぶことになる。
 
 
「ディバース」は
出生証明書からパスポート、運転免許証、
当事者に関する全ての行政文書に記載される

 

 

きっかけ

 

 

きっかけとなったのは、
女性として登録されたインターセックス(性分化疾患のある人)
の原告が裁判を起こしたため。

 

 

女性にはX染色体が2つ、
男性にはX染色体とY染色体が1つずつあるが、
原告は染色体検査の結果、
X染色体が1つだけあることが判明。
 
出生記録の性別を第3の性に変えようとしたができなかったため、
この差別的制度の廃止を求めて訴えを起こしたことによる。
 

 

 

インターセックスとは?

 

LGBTQIのIでもあるインターセックス(性分化疾患、DSD)は、
性別の判断基準となる染色体や性腺、
性器が先天的にどちらかに統一されていない、
あるいは曖昧な状態の総称。 
 
インターセックスの人は全人口の1.7%を占め、
これは緑の目と赤毛の人の割合とほぼ同じといわれています。

 

 

結果

 

 

 
裁判の結果2013年には、
明確に性を決定できる身体構造を持たずに
生まれた子どもについて
新生児登録用紙の性別欄記入が不必要になった。
 
こうした子どもは将来、
自分で自由に性別を決めることになる。
 
 
・・・・・・・・・・・
 
 

 

 
最初、「出生児、子どもの性別を「無回答」が可能」
というテーマが挙げられたとき、
 
私のようなトランスジェンダーの働きもあって、
決まったことなのかなと思っていたのですが、
そうではなかったようです。

 
出生児がインターセックスの場合であり、
医師の証明書必要である。
 
 
産まれた子がトランスジェンダーの可能性を考慮したものではない
 
これはジェンダー平等に向けた制度なのか?
と疑問に思いました。
 
 
それでも空欄よりはいいのかな?
 
私がインターセックスの人ならどうだろうか?と考えたら、
自分を表す性を持てたら
「嬉しいな」「自分が認められた」と感じますので、
この制度はインターセックスの方にとっては
大きな一歩だったのかなと思います。
 
 
 
 
 
また日本での場合は
こういった場合どうなのだろうか?と調べたところ、
 
 
日本小児内分泌学会性分化委員会と厚生労働省により
発表された「性分化疾患初期対応の手引き」によると、
日本では性別決定が困難な場合は、
後日性別が決定したときに「追完」する旨を追記した上で、
名前と性別欄(父母との続柄欄)が空白(保留)の状態で出生届が受理される
 
ようです。
 
 
日本ではまだ空欄ですね。
早く第3の性が作られるといいですね。
 
 

 

 

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