『NO continue』

君を知るあいだ
僕が消えてなくなる

眠りにつくあいだ
世界はこの手から消える


頭を使っても実体はしないのに
頭でしか理解できないものは 確かにあるんだろ


歩みを奪うこの境界線を
僕は越えてはゆけない

さっき君が知りたがっていた
イルカになれれば

でもね この殻をなくすわけにはいかないのさ
ここでしか息が出来ない


此処に居るあいだ
僕の時間は留まってしまう

なにもなくとも
ただ在り続ける波音


居心地が悪くても 留まるか
分かりあってても 去り行くか

僕が僕らしくいたい だけ


手を取り合ってても 受け渡し間違うこと いくらでもあるさ

僕ら このままずっと共には居たくない
たゆたう波の世界に委ねたくはないから

ここでしか息が出来ない


僕に出来ないことがあっても
君を羨みはしない

君が僕を知らなくても
僕も君のことは知れない

形なんていらない
期待には裏切って応える


僕になって1度目の人生 
今まで知らなかったあなたの正解

出逢える
ここでしか息ができない

この身体で息をしていく