氷山がひっくり返った姿がまるでダイヤモンド 米写真家が激写
米冒険写真家アレックスさんが南極大陸を撮影中に出会った上下が反転した氷山(Alex Cornell @ Big Mischief より )
米サンフランシスコ在住の写真家、アレックス・コーネルさんが、南極大陸の氷山がひっくりかえった姿を撮影してホームページで発表したところ、その様子がまるでブルーダイヤモンドのようだと話題になっている。
世界各地の自然や風景を撮影する写真家のアレックスさんが、南極大陸の探検に向かったのは昨年12月。ペンギンやアザラシなどを撮影し、巨大な氷山がつくる迫力ある風景を堪能していたところ、珍しい光景に出くわした。
ブルーダイヤモンドか翡翠(ひすい)のような巨大な氷の塊が海面に浮かぶこの写真、実は氷山が180度ひっくり返ったもの。
「氷山の一角」という言葉のとおり、我々が通常思い浮かべる氷山は全体の1割にすぎず、その90%は雪に守られて海の中に隠れている。ところが海中に沈んだ部分が溶けて、バランスが崩れると上下が反転することもある。
巨大な氷山がひっくり返った反動で津波が発生し、航海している船が危うく巻き込まれる危険もあると海洋学者は指摘している。また青く輝いて見えるのは、氷のなかの気泡で、氷山ができた数万年前の空気を含んでいる可能性があるという。
「南極大陸を探検して何千という氷山を見たけれど、こんなのは初めてだった。最初に見つけたときには、美しいというより、恐ろしさまで感じて、未知のエイリアンが作ったものかと思ったほどさ」とアレックスさんは言う。
自分が感じた感動を多くの人と共有したいと考えたアレックスさんは自身のホームページで、南極大陸で撮影したさまざまな動画や写真を公開している。
[記事は以上です。Source by Hazard lab]
青く見えるのは気泡が含まれているため
キレイだけど、この氷山がひっくり返った時には、きっと