このような悲惨な事故も大雪のせいですね。


除雪のため車移動し巻き込む 5歳女児死亡、父親を逮捕 埼玉・深谷

 2月16日午後2時40分ごろ、埼玉県深谷市岡部の運送会社「日成運輸」の敷地内で、雪遊びをしていた鳥羽(とりば)優衣ちゃん(5)=同市荒川=が8トントラックにはねられた。優衣ちゃんは頭を強く打つなどして、病院で死亡が確認された。

 深谷署は自動車運転過失傷害の現行犯で、トラックを運転していた優衣ちゃんの父親で会社員、鳥羽孝昌容疑者(35)を逮捕。容疑を同致死に切り替えて捜査している。

 同署によると、鳥羽容疑者は同社敷地内の除雪作業をするためにトラックを移動させた際、優衣ちゃんを巻き込んだとみられる。優衣ちゃんは2人の兄と雪遊びをしていたという。

[記事は以上です。Source by 産経新聞News]


屋根の崩落や落下した雪の下敷きでお亡くなりになった方々もいらっしゃいます。


2月8日(土)、14日(金)、普段は雪の降ることの少ない太平洋側を襲った大雪は、交通機関や道路に後遺症。 まだまだ平常時に戻っていません。 今回のような南岸低気圧による大雪は、真冬ばかりでなく、立春が過ぎた2~3月の冬後半に降ることも意外と多いのです。


◇想い出のシーン
1986年2月の共同通信杯(G3)を制した 愛馬馬ダイナガリバーが、皐月賞トライアル・スプリングS(G2)で1番人気に指示され、応援に駆けつけた中山競馬場で、午後から降り始めた大雪により7R以降が取りやめとなり、吹雪の中ようやく帰宅したのが夜7時過ぎでした。開催日は春の彼岸も過ぎた3月下旬でした。
(尚、ダイナガリバーはこのローテーションの狂いが影響し、皐月賞で惨敗するも、5月25日・ダービーに優勝。社台グループ初のダービー馬となって吉田善哉氏が感涙にむせんだ。同年12月の有馬記念も制し、1986年の年度代表馬に輝いた


そして、ひとたび大雪に見舞われると、南岸低気圧が何度も立て続けに同じようなコースを通ることがあり、1984年と1998年にはその傾向が顕著に現れました。

1984年は2週間ほどの間に3回、1998年には何と1週間に3度もの大雪となり、前回積もった雪が融けきらないところに次の雪が降り積もるといった、まるで雪国のような状況となりました。

◆大雪が続いた事例(過去30年)

1984(昭和59)年 1月19日・22日・31日

1998(平成10)年 1月8日・12日・15日

今年の冬もその時と似かよった状況になっています。



予報によると、明後日18日(火)~20日(木)には、次の南岸低気圧が近づき、引き続き上空の寒気が強いため、またも太平洋側で、19日(水)~20日(木)頃に
霧雪霧大雪となる可能性があるとのことです。


南岸低気圧で大雪


皆様、最新の情報に注意し、雪への対策を早めにしてください。




今回の観測史上最高の大雪となった山梨県・富士河口湖町では、勤務先のコンビニから動けなくなった車を置いて雪の中を歩いて帰宅しようとして凍死したパートタイマーの女性がいました。


これが亡くなっていた現場らしいです


帰宅途中の女性が凍死か 富士河口湖
 富士河口湖町大石の県道で15日午前7時40分ごろ、「女性が雪の中に倒れている」と通行人から119番があった。倒れていたのは笛吹市の店員女性(56)で、搬送先の病院で死亡が確認された。

 現場は若彦トンネル近く。県警によると、死因は凍死とみられる。大雪で車が動かなくなったため、女性が勤務先の同町内のコンビニエンスストアから歩いて帰宅する途中で死亡したとみている。


その山梨県では、コンビニの棚が…



こんなに ガラガラ


山梨県北杜市須玉町下津金の路上で15日午前6時ごろ、男性が倒れているのを通行人が発見し110番した。倒れていたのは北杜市の無職男性(48)で、搬送先の病院で死亡が確認された。  県警によると、死因は凍死とみられる。男性は、車が雪のため動かなくなったため、歩いて帰宅途中で死亡したとみている。 〔記事は以上です。Source by 山梨県日日新聞News〕 ホント、外を歩くのも命懸けですガーン 外出は極力、避けましょう。

東名自動車道をはじめ、幹線道路まで渋滞。

軽井沢に近い碓氷峠では、400~500台の車が身動きとれず…

いまだに150台の車が立ち往生‥3日目の朝を迎えることになりそうです。



このような道路事情は物流にも影響しています。

15日午前中に時間指定の愛知県から(東京・自宅宛の)

 荷物が、今だに届かない







 富士山では、下山出来なくなった女性が救助を求めているそうです。

富士山で男女遭難か 携帯電話で119番「救助して」

 16日午後1時45分ごろ、富士山で登山中の女性(47)から「雪で身動きが取れなくなった。救助してほしい」と携帯電話で119番があった。

 一緒にいた男性(53)が助けを求めるため、先に下山したといい、山梨県警と消防は遭難の可能性があるとみて2人を捜索したが発見できなかった。17日朝から捜索を再開する予定。

 富士吉田署と富士五湖消防本部によると、2人は15日に入山。同日夜は「馬返し」と呼ばれる1合目付近で、テントを張ったとみられる。

[記事は以上です。Source by 山梨日日新聞News]




大雪の中、登山するなんて無謀です

救助にあたる人も、大雪への対応でたいへんなのです。



こんな非常時の行動には、普段と違う状況であることを各自が自覚し、
理性的に判断し、少なくとも人に迷惑を掛けない適切な対応をする必要がありますね。




皆様、大雪を始め、地震や風水害など、次の自然災害には充分にお気をつけくださいパー