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NHK《プロフェッショナル仕事の流儀》で、2008年1月8日(火)に放送された『すし職人・小野次郎』で、一躍、全国区になった小野二郎氏


番組では「フランス料理界の帝王」ジョエル・ロブション氏が厳しい眼光で見つめる中で鮨を握る“真剣勝負”の緊張感溢れるシーンが印象的で、今でも思い浮かべることが出来るほど脳裡に焼き付けられました。




「世界一の寿司職人」を追うドキュメンタリー映画

銀座にある寿司屋「すきやばし次郎」。85歳になる店主の生き様を追ったドキュメンタリー映画『Jiro Dreams of Sushi』が米国で公開されている。

小さな寿司屋「すきやばし次郎」は、東京の地下鉄駅のそばにひっそりと存在する(地下鉄電車銀座駅近くのビル、地下1階にある)。出すのは寿司のみ。前菜やビールなどに費やす暇はない。予約は数ヶ月前から、あるいは1年も前から必要だ。

この店のオーナーで85歳になる小野二郎を追った作品が、ドキュメンタリー映画『Jiro Dreams of Sushi』だ。


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小野氏は、寿司作りを芸術の一形式へと変貌させ、多くの人から尊敬されている。有名なシェフで旅行家のアンソニー・ボーデインなどから、世界一の寿司職人と見なされている。

小野氏は、一貫一貫の寿司を、素晴らしい作品に仕上げることに心血を注いできた。休むことが嫌いな小野氏は、昼も夜も頭は創作のアイデアでいっぱいで、夢の中にまで寿司が出てくるほどだという。笑顔でそう話す小野氏を見ていると、厳格な見た目の下にユーモアのセンスが隠れていることが感じられる。

ご想像どおり、映画ではおいしそうな寿司たちが、輝くような黒い皿に美しく盛りつけられていくシーンが次々と登場する。しかし、繰り返しになり始める前に、映画は小野氏と、彼の跡を継ぐふたりの息子たちとの関係に移っていく。仕事に対する情熱を共有する彼ら家族の絆が、この映画の中心となっている。

小野氏の長男である禎一氏は、いつか「すきやばし次郎」を継ぐという期待を背負いつつ、高齢の父親に負けじと精進を続けている。次男の隆士氏はすでに、2店目「すきやばし次郎 六本木ヒルズ店」で店主を務めている。

※お品書きによれば、おまかせコース3万円から。ビールと日本酒は提供している。


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カメラ小野二郎氏(左)と、長男の禎一氏


画面の中で息子とともにインタヴューに応じる姿から、息子たちに対する小野氏の愛情は、彼の寿司作りにかける愛情さえ凌ぐものであることが見て取れる。こうした瞬間の積み重ねに、小野氏が長年の努力から得た英知が散りばめられているからこそ、この映画はわれわれの心をとらえるのだ。

寿司が好きな人なら、あるいは日本文化が好きな人なら、このドキュメンタリー映画は必見だ。表面的にはこの作品は、ある寿司屋のスタッフの暮らしを追跡しただけのものに見えるかもしれないが、リアリティ番組を超越した魅力に溢れている。この作品を見た後は、寿司を以前とは違う目で見ることだろう。



〔以上は今年8月に書かれた記事です。〕



メモお店の方は次郎ですが、ご本人の名前は「小野二郎」なんですね。ちなみに馬JRAの『小野次郎騎手』(528勝,引退)は、馬マニックサンデーは現在3歳牝馬のオークストライアル「フローラS」にあたる2000年サンスポ4歳牝馬特別(G2)、馬タイキダイヤ1999年クリスタルC(G3)をどちらも乗り替わりでの勝利キラキラ
全重賞5勝のうち2勝が愛馬2頭に騎乗しての優勝と相性の良い騎手なんですニコニコ



それはさておき、今日のブログタイトルについては以下になります。




世界絶賛の“鮨”映画が凱旋へ、「二郎は鮨の夢を見る」2013年2月公開ビックリマーク


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米国人のデヴィッド・ゲルブ監督がメガホンを執った、“日本の鮨”と“職人”がテーマのドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」(邦題)が、いよいよ日本でも2013年2月2日に公開となることが決定した。

「二郎は鮨の夢を見る」は、原題『Jiro Dreams of Sushi』

日本最高峰の寿司店であり、ミシュランガイドでは三つ星も獲得した銀座の名店「すきやばし次郎」創業者で、現役寿司職人の小野二郎さん(87歳)に迫ったドキュメンタリー。
高齢ながら今でも一線で活躍している二郎さんの寿司に対する思いや人生観、弟子や家族との関係などを追っている。

『Jiro Dreams of Sushi』が、第61回ベルリン国際映画祭やストックホルム国際映画祭2011への出品などを経て、米国では今年3月にニューヨークにある2館のスクリーンで公開されると、瞬く間に口コミで評価が拡大。最終的には全米興行収入250万ドル超という、ドキュメンタリー映画としては異例の大ヒットを記録した。そして、ついに作品の舞台となった日本のスクリーンへと凱旋を果たすことになる。



映画「二郎は鮨の夢を見る」は、2013年2月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ユーロスペースほか全国順次公開。

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☆イントロダクション

東京・銀座の地下にあるたった10席ほどの鮨店「すきやばし次郎」の店主・小野二郎。87歳の今でも職と技に対するこだわりを持つ彼が握る鮨は、「ミシュランガイド東京」で5年連続で最高の三つ星の評価を受けた。フランス料理最高シェフのジョエル・ロブションや、ヒュー・ジャックマン、ケイティー・ペリーといったハリウッドセレブなど、世界中の食通たちをうならせてきた。

そんな彼の作り上げていく鮨の味に驚嘆し、職人としての技や生き様に魅了された、アメリカ人監督のデウ゛ィッド・ゲルブ。あのメトロポリタンオペラの総帥、ピーター・ゲルブ氏の息子でもある彼は、来日中に「すきやばし次郎」の鮨と出会い、その芸術性に感動して映画制作を決意。約3か月にわたり東京、静岡と密着取材を敢行した。

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日本人の私たちが忘れかけた、二郎の仕事に対する誠実な姿勢。親子でありながら師弟でもある二人の息子を通じて描かれる、偉大なる父への敬意、そして葛藤…。世界が認める名店を支える者たちのプライドと仕事にかける情熱を、温かくもモダンな映像とクラシック音楽の旋律とともに美しく浮かび上がらせてゆく。



〔記事は以上です。Sourced by ナリナリ.com〕





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日本橋高島屋店では、5250円のリーズナブル!?なメニューも用意されているようです。

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「すきやばし次郎」の店舗紹介サイトを見たら、こんなコメントがありました。

メモすきやばし 次郎に二度行った事があります。端的に言うと「美味しいけど高すぎる」確かに素材は勿論良いですし、ひとつひとつの仕事は細かく丁寧だし、当然美味しいし・・・

でも、コストパフォーマンスから考えると、家族で行くなんてもったいない、自腹で行くというより接待など人のお金で食べに行きたい店って感じですね。


やはり、こんなふうに感じる人が多いように思います。



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確かに六本木ヒルズ店では、「お一人様3万円から」ということで、そうそうには行けないですよね。

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でも、小野二郎氏が鮨に賭ける思いと情熱、映画館に行くまでは…と思いつつも、DVD化されたらレンタルで是非、見てみたいと思います。




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