パリから4時間バスに揺られ、はるばるやって来ました。
遂にあの世界遺産 Mont-Saint-Michel(モン・サン・ミッシェル)修道院を訪れました。
司教オベールが聖堂を建設した西暦708年に始まる 長い歴史が刻まれ、英国との100年戦争でも侵攻されず軍事建築の代表例としても名を馳せました。
英国の攻撃を完璧に防御した防壁や要塞はフランス国家のIdentityを象徴していると言えるでしょう。
フランス革命による修道会の解散から1863年までの間、修道院は監獄として使用されたした。1874年に歴史的建造物に指定されて以来、大がかりな修復工事が現在に至るまで続いています。
『天空のエルサレム』、『天国の象徴』と称されたこの修道院は、1979年にユネスコの世界文化遺産に指定されています。
すぐ目の前にあるホテルのレストランで当地の名物オムレツ料理がランチに出て、食後いざ登楼!
「要塞」を取り巻く坂を登り、延々と階段を昇り、内部を見学すること2時間余り、脚が悲鳴をあげる頃、最後の出口への道には、まるで旧軽井沢銀座のような店々が狭い通路の両側にひしめき、土産品を買い求めたりティーブレイクでくつろぐ人々で賑わっていました。
最後にもう一度記念撮影したのが冒頭の写真。定刻になってバスに乗り込み、遠ざかり次第に小さくなって行くモン・サン・ミッシェルを車窓から眺め、「もう二度と訪れることはないだろうな…」と名残惜しさと切ない感傷に浸りながら帰路につきました。
皆さん『百聞は一見にしかず』です。是非一度はモン・サン・ミッシェルを訪れてみてください。