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惜しまれつつ3末で閉店した
「高嶋魚店」の看板が
裏返しになっていると聞いて
今日伺ったら、
お店を片付ける間は
この面を展示して下さる
ということでした。

「ヨウ子左右に霜刀を揮えば 
鱠は飛んで金盤に白雪高し」

ご主人の鮮やかな包丁捌きに、
刺身がキラキラとお皿に
積もっていく様を連想させる
杜甫詩の二句を
裏面に書いていました。

5年前の正月、
裏は引退したら眺めてくださいね
なんて言ったその時が
実際訪れると淋しい気持ちです。
帰省する度に
高嶋さんのお刺身が楽しみでした。
長い間地域の食卓を
鮮やかにしてくれました。。。

ありがとうございました。

2011年1月30日 書
表面「高嶋魚店」
裏面「杜甫詩 観打魚歌中句」