身體髮膚、受之父母、
不敢毀傷、孝至始也。
身・体・髪・膚(しんたいはっぷ)、之を父母に受く。
敢えて毀傷(きしょう)せざるは、孝の始めなり。
人のからだは、髪の毛や皮膚にいたるまで、
すべて父母からいただいたものです。
これを大切につかい、簡単に傷つけたりなど
してはならないのです。
「孝経」開宗明義章にみえる教えです。
健康はあたかも自分の才能だと調子に乗って
怠惰な食生活を送ったり、
若さに過信して徹夜を続け体を壊したり、
また、体だけでなく心の管理を怠ったりすることも
「傷つける」行為なのだと肝に銘じます。